『最後のジェダイ』メインキャストの独占インタビュー、新キャラクターの情報も明らかに


「Vanity Fair」の6月号ではメインキャストの独占インタビューに加えて、注目の新キャラクターに関する初めてとなる公式情報も明らかにされています。

インタビューの中でメインキャストは、それぞれ自分独自の視点から捉えた『最後のジェダイ』の解釈を語っていて、興味深い話も次々と飛び出します。

今回の記事ではその中でも特に重要と思われる内容の一部を選んで紹介していきます。

マーク・ハミル

©Vanity Fair

マーク・ハミルは60代半ばにしてこれだけの大規模な映画に取り組む困難さ、そして肉体の若さを保つ難しさについて語る。

さらに前作におけるルークの扱いに関して、当初は意見の違いがあったが最終的には間違っていたのは自分であり、J.J.Abrams(『フォースの覚醒』の監督)の決定には現在は納得しているのだという。

今でも覚えているよ。映画のごく初期のプロットの1つでは、レイアと僕との間でテレパシーのコミュニケーションがあるというものだった。

ハンが危機に陥っていることをキャリー(レイア)が感じて、僕にコンタクトを取ろうとする。だけどそれが上手くいかなくて、彼女は苛立つんだ。それで彼女自ら出向くことになるわけ。

そこで僕ら3人が再び揃うという状況になるんだ。これはオリジナル三部作でも僕が一番好きなことの1つだよ。ほら僕らがデススターにいたときのこと。非常に楽しくて躍動感あふれるものだった。

それで僕は思ったんだ、もっと効果的なやり方があるはずじゃないかってね。これはあくまでも個人的な意見だけど、自分はこういうふうに感じたんだよ。

例えばレイアがどんどん先に進んでいって、それで命の危険もある状況になる。そこで…ジャーン!僕がそこにやってきて、銃をぶっ放したりもして、2人はハンのもとへと駆け付けるわけ。

そこではハンは息子と対峙している。だけどもう遅いんだ。

ここで重要なことは、僕らが彼の死を目撃するということなんだ。それによってそれぞれの個人的な想いが強まり、それがまた今後の流れにも繋がっていく。

『フォースの覚醒』のエンディングについて大半の反応がポジティブなものであり、マーク・ハミルは自分自身の誤りを認めた。

J.J.に言ったんだ。自分が間違っていてこれほど嬉しかったことはないってね。

ライアン・ジョンソン監督

©Vanity Fair

『最後のジェダイ』で監督を務めるライアン・ジョンソンは、脚本や撮影プロセスに加えて、キャリー・フィッシャーとの関係についても話を進める。彼女のことは非常に親しい友人と思っていたという。

また惑星アク=トゥーにいるのはルークとレイだけではないことも判明している。

ルークは姿を消し、この村にやってきて、そこの土地固有の生き物たちに囲まれて暮らしてきたのだという。ジョンソンは詳細を語ることは避けたが、ただ1つ”イウォークではない”とだけ話した。

ルークとレイの関係

2人の関係性については、曖昧な表現で説明する。

ルークがすっかり変わり果てたということは、ジョンソンにストーリー上の多くの余地を与えたという。『最後のジェダイ』は映画の大部分がルークとレイの関係に割かれることになる。

しかし『帝国の逆襲』のときの若きルークに対するヨーダとの単純な比較については、ジョンソンは注意を促す。

トレーニングの要素は確かにある。しかしみんなが想像するようなものとは少し違うかもしれない。

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ルーカスフィルムのストーリー製作チーム

ストーリー・グループは全部で11人いて、スター・ウォーズの全てのフランチャイズとの物語の連続性と統一性を維持することが目的だった。スター・ウォーズの世界にはアニメーション、ビデオゲーム、小説、コミックなど様々あり、そして最も重要なのが映画だ。

ルーカスフィルムのストーリー・グループのHartは次のように話す。

チーム全体が映画脚本の草案を読み込んで、そこから発展していくことになる。繋がりがないようなものは、出来る限りスムースに行くよう練り上げていく。

ストーリー・グループが映画監督にプロットポイントを押し付けて強要するようなことは決してない。ジョンソンによると、『最後のジェダイ』のアクションを最初から作ることができて、その裁量の多さに驚いたという。

ストーリーについての決められたプリセットとして『エピソード7』があった。そしてジョンソンはルーカスフィルムのチームとより多くのやり取りを望み、脚本製作のプロセスのときに、サンフランシスコに6週間滞在した。Hartたちがいる場所からドア2つ隔てた所にオフィスを構え、彼のチームとも週に2回のミーティングを行ったのだそうだ。

新キャラクターについて

今作『最後のジェダイ』から新たに登場するキャラクターに関する情報も、ジョンソンによっていくつか明らかにされた。

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ポー・ダメロンはPaige(Veronica Ngo)というレジスタンスのガンナーの指導役なのだが、このPaigeの映画内での姉妹が今作の注目キャラクター”ローズ”だ。

『最後のジェダイ』でのローズの登場機会は多く、彼女はフィンと共に冒険を繰り広げるのだという。

さらにレジスタンスの新キャラクターとしてローラ・ダーンが演じる副提督”Holdo”の写真も、今回初めて公開された。

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『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』レジスタンスに新キャラクター「紫ドレスの女提督」

デル・トロのキャラクターについては、映画内では名前が存在しないため、監督は彼のことを単に”DJ”とだけ呼ぶ。

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キャリー・フィッシャー

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ジョンソン監督は同じ脚本製作者としてキャリー・フィッシャーとはすぐに深い絆を結んだ。何時間にも渡って彼女の邸宅で共に過ごしたという。

脚本のドラフト案が出来上がった後で、キャリーの横に座って一緒にリライトの作業にあたったんだ。部屋にはキャリーのクレージーなモダンアートがいっぱいでさ、そんな中彼女のベッドに腰を下ろしたんだよ。

TVにはクラシック映画が流れていて、コカ・コーラも常に供給されて、彼女の足元には犬がよだれを垂らしてたね。

キャリーは『最後のジェダイ』に関する出番は昨年の夏に全て終了させており、同じ時に映画用の主要写真の撮影も完了している。

ルーカスフィルムのケネディCEOは次のように語る。

彼女は撮影を終えたとき、私を掴んでこう言ったの”『エピソード9』では私を前面に出すべきよ!”ってね。

なぜなら、ハリソンが『エピソード7』では中心にいて、『エピソード8』はマークが中心だった。それで彼女は『エピソード9』は自分の番だと思ったんだろう。

ジョンソン監督はこう話す。

みんなの中でも、キャリーこそが私が本当に友人になれたと思えた人で、これから何年にも渡って一緒にいたいと感じていた。11月に彼女に最後に会ったのは、彼女の自宅でバースデイ・パーティーが開かれたときだった。

あれはキャリーのイメージを物語る完璧な最後だったね。ベッドルームで沢山の友達に囲まれてさ、リビングにはDebbie(キャリーの母親)が陣取っていた。

ルーカスフィルムは『エピソード9』にてキャリー・フィッシャーをデジタルキャラクターとして再復活させる意図は一切ないことをここで再度確認した。

キャリー・フィッシャーの死によって『最後のジェダイ』に変更がなされたことは一切ない。しかし『エピソード9』は確かに変更されることになる。彼女が望んでいたように、レイアが中心人物となる予定だったからだ。

ケネディとルーカスフィルムのチームは次回作の再構築を迫られることとなった。撮影収録は来年1月から開始予定だ。

フィッシャーのレイアをCGIによって復活させるということは選択肢として挙がっていない。昨年に公開されたスタンドアローンの映画『ローグ・ワン』ではCGIが一部使用された。レイアと異なり、ターキンについては映画内でかなりの登場機会があり、CGIと実際の役者のモーションキャプチャーによって復活されたものだった。

しかしながらルーカスフィルムのケネディによると、既に他界した俳優を再度つくるようなことをトレンドとして始める考えは一切ないという。

新世代の俳優

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デイジー・リドリーとジョン・ボイエガは、役者としてキャリー・フィッシャーが彼らに与えたもの、そして個人的なレベルでの影響ついても語っている。

デイジー・リドリー

キャリーは彼女が望む生き方で過ごしていた。何が起きようと、決して謝ることはしない。これは自分が今でも学んでいることだ。”恥ずかしがる”というのは正しくない表現かもしれないが、それでも自分の人生を通して落ち込むことが何度もある。

そんな私に彼女が言ったの、そんなことで縮こまることはない、むしろ楽しめってね。

ジョン・ボイエガ

ボイエガは2014年11月に『フォースの覚醒』のディーザー映像が公開されたときに起きた、彼に対する批判について思い返す。

ストームトルーパーに身を包んだ黒人の登場は、レイシストや熱狂的なスター・ウォーズの伝統主義者から猛烈な怒りを買った。

フィッシャーは彼に対して、真に受けることはないと諭したという。

今でも覚えているよ。彼女が言ったんだ”おいおい、誰も気にしないよ。お前はお前だろ”。あの言葉は自分に力をくれたね。こういった彼女の哲学的な話についてはたくさん目撃してきたよ。

オスカー・アイザック

現在38歳、ポー・ダメロン役のアイザックは新世代の俳優の中で最も最年長となる。彼にとって自分の子供時代のヒーローが目の前で再び復活を遂げることが、いかに凄いことなのか想像できる。

本当にそうだよ。マークがルークになってさ、映画の終わりに向かってみんなで取り続けたシーンは、まさに不思議で驚きの連続だったよ。

まるで昔のバンドが再結成して、再び走り出すようなものだね。夢が実現するような達成感だよ。ルークがどこにいって、何になるんだってね。

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Source: Vanity Fair