『最後のジェダイ』レイvsカイロ・レン、ふたりの関係の行方


もう3週間後には『最後のジェダイ』が公開されていて、ストーリーも全部知っていると思うと不思議な感じがしますね。

ルークのコンパス、赤いクリスタルが付いたネックレス、オクトーでの物語、レイとカイロ・レンの再戦、ファズマのアクション…。色々気になることがあるのですが、その答えがようやく判明することになり楽しみです。

Entertainment Weeklyにてレイとカイロ・レンの関係性が詳しく触れられているので、今回の記事ではそれを取り上げます。

以下、EW誌からの抜粋です。

最後のジェダイでは、危機が敵ではなく味方になる

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レイとカイロ・レン、ふたりがもつ疎外感

カイロ・レンは彼女が憎い。あの娘は単なるスカベンジャーなのだが、そのアマチュアが彼の家族のものといえるライトセーバーを手にし、カイロ・レンのフォースの力を圧倒した。

しかしカイロ・レンを演じたアダム・ドライバーによると、『最後のジェダイ』では彼はレイに対してある種の称賛の気持ちを抱くことになるという。

「彼は幼い頃から、自分の中に宿るこの能力に気付いていた。彼の周りには多くの人たちがいたが、自分と同じレベルに達しているものは誰ひとりいなかった。多分レイにはなにか親しみの気持ちがあるのかもしれないし、同時に恐れを抱く気持ちもあるだろう。あるいは彼自身もまだ言い表せないなんらかのものかもしれない。」

この気持ちがカイロ・レンの中で燃え上がる。彼は他人から認められたがっていて、そのためには手段をいとわない。たちの悪い嫉妬心が、彼の中には渦巻いている。

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一方レイはそれらのものとは無縁で、彼女を縛りつけるものはなにもない。

このふたりの間で展開する物語、ダークとライト、お互いが押したり引いたりする関係。これがまさに今作の映画で一番重要な要素だ。彼らはそれぞれ全く正反対の立場にいるが、ふたりの運命はぴったりと交わることになる。

カイロ・レンとは違い、レイにはその力を使って他人を制しようという気持ちはない。彼女が望むものはただ一つ、自分の中で目覚めたこの力を理解することだけだ。そしてそれを使い、他の人を助けたいという気持ちもある。

「彼女自身も自分がいったい何を望んでいるのか分かっていない。彼女はただ正しいことをしようとしているだけで、道徳心の面でも彼女のコンパスは綺麗に北を示している。」とデイジー・リドリーは話す。

ただ、それでも彼女が道をそれることはあり得る。

「レジスタンスの存在は、実は彼女にとってそれほど大きくない。彼女は生涯ずっとひとりぼっちで過ごしてきたのだが、突然状況が一変し、他の誰かを助けることに熱心になった。これは素晴らしいことだ。彼女はただなにかの一部になりたいと思っている。人は誰だって同じような気持ちをもつものだ。」

しかしルーク・スカイウォーカーが彼女に警戒心を示し、弟子として受け入れることはなく、むしろ彼女を拒絶したとき、レイは再び見捨てられたという気持ちを抱くことになる。結局のところ、ルークはレジスタンスを助けることよりも、自分を罰する道を選んだ。そして今では、彼が生涯を捧げてきたジェダイ・オーダーも終わるべきだと考えている。『最後のジェダイ』では、レイは漂流することとなる。

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これこそまさにカイロ・レンがかつて感じていたことだ。

ダークサイドを強めたベン・ソロ

このふたりのメインキャラクターは、両者とも見捨てられた側の気持ちを知っている。

アダム・ドライバーによると、カイロが母親と父親に背を向けるようになったのは、両親の関心が反乱活動や帝国支配後の再建にあって、ふたりが彼のことを後回しにしていたという気持ちがあるからだという。このことで恨みと憎しみが生まれ、それが彼をむしばむことになる。

「自分の両親がなにかに非常に熱心になっているというのは、多くの人が共感できるものだと思う。それは宗教かもしれないし、政治だったり、あるいはビジネスの可能性もある。そして自分はそれとは一致しておらず、共鳴していない場合、そのことでコンプレックスを感じるようになるだろう。」アダム・ドライバーが話す。

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これは身勝手だろうか?たしかに少しそうかもしれない。しかしそれでも理解することはできるし、それはこの現実の世界でも同じかもしれない。そして皮肉なことに、カイロ・レンが反乱を起こしたのはリベリオン(反乱勢力)に対してだった。

「周りを見渡しも、そこには自分の居場所がなく、一体感を得ることができない。それがその人の行動にも影響を与えることになるだろう。」

『フォースの覚醒』でカイロがとった選択、ジョージ・ルーカスが生み出した最も愛すべきキャラクターを終わらせるという出来事の後、彼は自分がした行動がはたして正しかったのか、それを理解しようとしていた。

「彼の視点からみると、自分がしたことは希望に満ちたものだった。むしろそのことで、彼はジャスティス(正義)をまっとうしたともいえる。ハン・ソロのことの後、彼は自分の感情に驚いていたと思う。彼は今求めているのは希望であり、霧が晴れた明快さだ。」

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それでは彼がその罪を償い、救われることは可能なのだろうか?

脚本・監督のライアン・ジョンソンによれば、「ストーリーの大部分はまだ書かれておらず、それは次の人の仕事だ」という。2019年のエピソード9では、『フォースの覚醒』をつくったJ.J.エイブラムスに再びバトンが戻ることになる。

「しかしもしストーリーが”カイロが報いを受ける”という単純なものだったら、それほど面白くはならないだろう。彼はもっと複雑なキャラクターだし、彼にはもっと複雑に入り組んだストーリーが相応しいと思う。単にマスクを被り、”あー、あいつは悪い奴だ。倒されないといけない”なんて話には意味がないよ。」

誰にも止められない二つのフォース

ルーク・スカイウォーカーは、彼女に宿る力と今では関係が途絶えてしまった甥との能力に一致したものを見出す。そしてレイがルーク・スカイウォーカーに拒絶されたと感じたとき、ジェダイ・マスターは不覚にもふたりをお互いのもとへと推し進めてしまう。

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「レイは自分がいったい何者なのかそれを理解しようとしているため、ルークによる拒絶は非常に大きい。これは我々が成長するとき、子供から大人へと変化を遂げるときにも同じことが起きるかもしれない。誰かと出会い、その人が自分のことを助けてくれるだろうと思うのだが、実際はそうはならない。そして時として、助けは予想していなかった場所から来る。」

その予想していない場所とは、カイロ・レンのことだ。彼女が感じる孤独、歓迎されていないという気持ち、それはかつてベン・ソロが叔父のルークと関係が壊れたときにまさしく感じていたもので、彼はレン騎士団という暗い道をたどることになる。

ファーストオーダーの謎めいた支配者、最高指導者スノークは彼の中にある力を感じ取り、この者を引き込むことは可能であろうと思った。しかしこの若者の不安定な決意は、彼が再び引き戻されることもあり得ることを同時に意味している。

「自分の人生の中でなにかに身を捧げたことのある人は、みんな同じことを絶えず自問自答することになる。そもそもなぜ自分はこんなことをしているのだろうってね。」とドライバーは言う。

レイとカイロ・レンは戦いの中で相交わる。しかしこのふたりだが、それぞれが相手を自分のもとへ引き込もうとする状況に陥る可能性はありそうだ。

Source: Entertainment Weekly


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