『最後のジェダイ』レイアにとってポーは息子代わり、リーダーになる素質も見出す


『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』では新共和国の首都が破壊され、銀河のリーダーたちはこの世を去ります。レジスタンスはもはや完全に孤立した状態にあり、レイアはその中で指揮をとることになります。

ライアン・ジョンソン監督は、新共和国のリーダーが抜けた穴をレジスタンスが埋めることになると考えるのは大きな間違いだといいます。

いや、いや全くそうではない。彼らは小さい集まりにすぎず、今や完全に切り離されてしまった。共和国は破壊され、次は彼らの番だ。

レジスタンスは非常に脆弱であり、物語はそういった状況から始まる。

ファーストオーダーの乗っ取りに銀河が揺れ動く中、レイアはハン・ソロの死という個人的な悲しみも背負っています。ハン・ソロは自らの息子の手にかかり、かつてベン・ソロと呼ばれた青年はもはや完全にダークサイドに堕ちます。不幸なことにレイアの父親、ダース・ベイダーと同じ道をたどってしまったのです。

©Disney / Lucasfilm

彼女はかなり苦しんだ。

今作で彼女が一体どうするのだろうかと考え、ストーリーを書く作業に入る前に、キャリーとそのことについて話し合ったんだ。

ポーをリーダーへと導く

キャリー・フィッシャーはしばしば彼女自身のことをこう呼びます。

”レイアの管理人”

キャリー・フィッシャー(2015年のインタビューより):

彼女が私になり、そして私が彼女になる。

キャリー・フィッシャーの皮肉屋で生意気なレイアは、持ち前のユーモアと気の強さでどんな困難にも立ち向かいます。残念ながら『エピソード9』には登場しないことが発表されているのですが、レイアの影響はこれからも続くことになります。

いかなる状況でも希望を見出すレイアですが、今作ではポー・ダメロンとの間で重要なストーリーが展開します。ふたりの関係はレジスタンスという枠を超えたもので、”家族”ともいえる存在だといいます。

近作での家族という概念は、血のつながりを超えたものといえます。

オスカー・アイザック:

レイアにとってポーはある意味息子の代わりのようなものだ。

だけど彼女はポーの中に、レジスタンスの偉大なリーダーとなる素質、あるいはそれ以上のものを見出しているような気がする。

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『最後のジェダイ』ではバトンが次の世代に引き渡されます。ルーク・スカイウォーカーは嫌々ながらもレイに自分のもっているフォースの知識を伝え、一方レイアはポーをガイドし、コックピットに乗るだけではなくさらにその先を見据えるよう導きます。

戦う方法は別にも存在し、進むべき道もひとつではないのです。

ポーはヒーロー的な兵士から経験のあるリーダーへと成長していくことになる。ただ単に目の前の戦いに勝利することから、銀河の将来の大きな展望を描くことができる、そんな存在にだ。

多分レイアは彼女がいつかは旅立たなくてはいけないことを知っていたんじゃないかな。それでポーを凄腕パイロット以上の奴にするために、激しい愛情でポーの背中を押すんだ。同時に知恵と明快さを上手に織り交ぜてね。

レジスタンス内部の争い

レジスタンスの内部には絆もあれば、ライバル意識から生じる争いも存在します。

ライアン・ジョンソン監督は、ローラ・ダーンが演じる副提督”Holdo”のストーリー上の役割を明かすことはないのですが、同じ指揮官として当然レイアとHoldoはお互いのことをよく知っている関係にあることが推測されます。

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ふたりの関係性は一体どのように発展していくのでしょうか…。Holdoの映画での役割はいまだにベールに包まれています。

ライアン・ジョンソン監督:

ローラのキャラクターにまつわる秘密には目的がある。Holdoと他のメンバーとの関係性を知ることは彼女のキャラクターの面白い部分でもあり、実際に映画を通して見てほしい。

メイキング映像にはローラ・ダーンとキャリー・フィッシャーが向かい合い、手を取り合っているシーンも収録されています。

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その様子からはふたりが敵対関係にあるようにはみえないのですが、実際の腹の内はどうなのか気になります。

レジスタンス内部は一気にヒートアップしていく。全員が圧力なべの中に放り込まれて、プレッシャーの中関係性にひびが入り、緊張が増すことになる。

僕にとってはとても楽しかったね。レジスタンスのこの小さな軍隊を極限状態のプレッシャーの中に置いて、それでどうなるかその結果をみせていくんだ。

突然の別れ

キャリー・フィッシャーの死後もストーリーに変更が加えられることはなかったのですが、ライアン・ジョンソン監督は彼女のファンにとってもきっと満足がいくものになるといいます。

これが彼女にとって最後のスター・ウォーズの映画になるなんて誰も予想がつかなかったよ。当然彼女のキャラクターに幕引きをするような意図で映画をつくってはいなかった。

だけど映画を見る中で、今作で彼女がすることにとても強く感情が揺さぶられるかもしれない。

レイアのリーダーとしての影響はこれからもスター・ウォーズ内で生き続けることになるのですが、さらにキャリー・フィッシャーは個人的にもポー役のオスカー・アイザックに大きな影響を与えています。

映画で一緒に仕事をした人はみんなキャリーとの逸話をひとつは持っているのですが、その中でも最も印象的なものはオスカー・アイザックとのエピソードだといえます。

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僕の気に入っているものの1つは、あれは撮影セットでたまに起きてたことなんだけど、キャリーが古い歌を歌ってたときのことかな。

あれが始まったときは、僕はいつだって彼女に手を差し出し、それでセットの上で一緒にワルツを踊るんだ。

宇宙船、反乱軍基地、遠い惑星。彼女が歌い、僕らはダンスする。今考えるととてもシュールだけど、それでいて美しい。

彼女の痛快で意地悪なユーモア、そして激しいエネルギーにありながら、同時にあんなふうな素敵な優雅さもあったんだ。彼女がほんとうに懐かしいよ。

Source: Entertainment