スノーク、パルパティーン、未知領域にあるフォースの秘密 – 小説『最後のジェダイ』から判明した内容


『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』の小説が3月6日に発売となりました。やはりリーク情報通りの内容のようです。

小説版ではスノークのバックストーリーやパルパティーンのことも少し触れられており、これらは映画で扱われることのなかった貴重な内容です。特に未知領域にあるというフォースの秘密、真実は今後のスターウォーズの物語に繋がるかなり大きな要素になりそうな予感がします。

あと個人的に気になるのが、「いったいスノークはどれくらいスカイウォーカーに干渉していたのか」ということです。小説の内容を見る限りでは、

  1. スノークは以前からルークを監視していた
  2. ルークは銀河を旅してフォースの知識を追い求める。特に利害関係はないため、スノークが行動に移すことはなかった
  3. ルークがジェダイ・オーダーを再建しようとしたことでスノークの障害となる
  4. スカイウォーカーの家族に罠を仕掛ける

こんな流れか?なんていうふうに私は解釈しています。

またスノークの素性自体は、

  • 少なくとも数百歳の可能性
  • 未知領域のチャート、航路に詳しい
  • 未知領域に眠るフォースの知識・秘密に関しては、パルパティーン同様に、まだたどり着けていない

だいたいこのようなバックグランドをもつようです。

スノークに関しては、小説のチャプター 25(レイがスノークと対面するシーン)にかなり面白い内容が記載されているので、今回の記事ではそれを紹介します。

小説『最後のジェダイ』

チャプター 25

未来のビジョンを解釈することには危険が付きまとう。ジェダイであれ、シスであれ、あるいは歴史に名を残すことのなかった別の宗派でもいい、可能性のある時間軸を探索するためにフォースを使用する場合、この一番重要なことを肝に銘じておく必要がある。さもなくば、そのことを後悔しながら死ぬことになる。

スノークがこの教訓を学んだのは遥か昔のことだ。彼はまだ若く、そのとき銀河は全く別の姿をしていた。近頃、彼を驚かせていたものは、実に多くの未来のビジョンが抜け落ちていたかということだ。

例えばこのレイという少女、いったい誰がこんなにも華奢で壊れやすい姿をしていると予想しただろうか。王座の間の中でまるで迷子のように取り残され、彼女の周りを取り巻くものや銀河で起きている出来事にすっかり尻込みしている様子だ。この子は無意識にもそれを支える中心的な存在となり、本人にとっても思いがけないことだったに違いない。

しかし、外見など往々にして偽りにすぎないことをスノークは知っている。時にはそれが命取りになることもだ。レイを甘く見たことでカイロ・レンは危うく命を失いそうになった。スノークはそのことをよく心得ている。彼にもまた、数えきれないほどの大勢の敵を死体の山に変えてきた過去がある。スノークを甘く見た者たちの末路だ。

スノークは彼自身が中心的な存在となったのも予想外のことだったと知っている。パルパティーンの帝国時代から残っている少数の者たちにとって、スノークはリーダーには最も程遠い存在に思えたことだろう。皇帝による自己破壊という狂乱、そして新共和国の怒りを生き延びた帝国軍の提督と将軍たち。そんな彼らが思い描いたビジョンは、もっと別の誰かによる指揮だったことだろう。薄情で信用ならないGallius Rax。忠義心が強く、慎重なRae Sloane。掴みどころのない政治狂信者Ormes Apolin。あるいは狂ってはいるが、野心的なミリタリー・アーキテクトだったブレンドル・ハックス。

これらのリーダーの素質のあった者たちは皆、組み込まれるか、脇に追いやられるか、あるいは始末されることとなり、唯一残されたのは狂った父をもつ狂った息子、アーミテージ・ハックスだけとなった。単なる代弁者で、不相応な役を与えられた困った子。この者の大袈裟な演説にまともに耳を貸すのはせいぜい大衆、狂気じみた出来事を盲目的に信じる連中だけだろう。

これは銀河の歴史には違って記録されるかもしれないが、スノークの見立てでは、ファースト・オーダーの進化はむしろ即興によるものが多く、壮大なプランがあったわけではない。このこともまた、未来のビジョンは往々にして抜け落ちてしまうという一例だ。

パルパティーンがContingencyプランを企んだのは、帝国の破壊と再生を同時にうながすことにあった。情け容赦なくランクを選別し、それを生き延びた者たちと共に再建する。この再建は未知領域にておこなわれる手はずになっており、秘密裏に帝国軍の偵察隊が探索し、造船所、研究所、保管庫なども準備されていた。それまで数十年も費やし、莫大な費用をかけた試みであり、一部の選ばれた者以外には一切の秘密が守られた。

しかし、帝国軍がもしもの時のために用意していた軍事的な準備など、未知領域の恐怖の前には不十分な砦にすぎなかった。見慣れない星たちに囲まれ、暗闇の中を進む旅。彼らは全滅まであと一歩の所まで来ていた。だが、それを救ったのは軍事的な力などではない。

知識だ。それはスノークの知識だった。

そして皮肉なことに、ここでパルパティーンと彼の秘密の元に再び舞い戻ることになる。

パルパティーンの本当の素性。シスの継承者、ダース・シディアス。このことはContingencyプラン以上の固い秘密だった。そしてこの支配者にとって、帝国による未知領域の探索は双方の面で役立つことになる。シディアスは知っていたのだ。銀河にあるフォースの知識が大昔に捨て去られ半ば伝説となっているスターシステムからやって来たこと、そしてその大きな秘密が再び発見されるのをそこで待っていることを。

スノークが学んだ真実。それは彼の目的にもなった。

その前に立ちはだかる一つの障害…。それがスカイウォーカーだ。賢いことにジェダイ・オーダーを再建することはなかった。死の苦しみの中にあっても、頭が固く、尽きることのないディベート組織に成り果てたジェダイ・オーダー。彼はそれを捨て去ろうとした。その代わり、この最後のジェダイは、信仰の起源とその背後にあるさらに大きな真実を理解しようと追い求めていた。

彼の父親と同じように、スカイウォーカーはコズミック・フォースの意思にとってお気に入りの道具だった。だからこそ、この男を注視することが重要であった。そして、ひとたびスカイウォーカーがスノークの計画を脅かすとなると、そのときには行動することが必要不可欠となる。

そうしてスノークは自身に蓄積されている広大な知識を駆使し、それを発信した。スカイウォーカーを混乱させ、彼の家族を罠にかけ、ベン・ソロの力を利用した。スカイウォーカーの崩壊とスノークの勝利の両方を確実にするためだ。

そして今、彼が予見した最終局面が、まさにその手の中にある。

スノークが手を動かすと、レイの手錠が解け、床へと崩れ落ちた。フォースのちょっとしたデモンストレーションだ。レイに何も恐れることはないと満足げに示している。

「もっとこっちに来い。」スノークは言う。

彼女はそれを拒否する。そしてスノークはフォースに意識を傾ける。肉体が枯れてもなお、その力は満ちたままだ。彼にとって喜ばしいことに、レイは強いことが分かる。彼が想像していた以上のフォースの強さだった。そしてそれを操作するのを可能とするだけの強固な意志も備えていた。

彼女はスノークのうってつけの道具になれたかもしれない。もし彼が今でもそんな粗削りなツールを必要としていればの話だが。

Source: imgur


スノーク、パルパティーン、未知領域にあるフォースの秘密 – 小説『最後のジェダイ』から判明した内容」への2件のフィードバック

  1. dozen

    こんにちは!いつも楽しく拝見させていただいております
    不躾ですが、質問を一つ

    スノークは未知領域に眠るフォースの知識・秘密に関しては、パルパティーン同様に、まだたどり着けていない

    と判断なさったのはここに挙げてる文章以外からなのでしょうか?
    私がTLJの小説を読んだかぎりだと、スノークはパルパティーンの目指したgreat truthsに辿り着いて新たな目的を持った、と解釈したのですが…
    読み飛ばしていたかもしれないので、お教え願えませんか?

    返信
  2. SW情報考察(管理人) 投稿作成者

    dozenさん、こんにちは。コメントありがとうございます。記事で書いた内容はチャプター25だけから判断したものです。

    私はまだその箇所しか読んでいないのですが、読んだ限りではスノークが知った真実は「フォースの知識の起源が忘れ去られた場所で発見されるのを待っている」ことだと思いました。スノークはその事実を知って、それを発見することが人生の目的になった…。この方が全体的に話が通じるのではと感じました。

    ただ、たしかにdozenさんが言うように、スノークは「すでにその秘密にたどり着いていた」というふうに読めなくもないですね。小説の別のチャプターではもっと詳しい描写があるかもしれないですし、その辺は私もよく分かりません。

    というかdozenさん!私もまだ読んでいないので、もし良かったら感想とか解釈とか色々教えてほしいです。

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です