『最後のジェダイ』カイロ・レンはスノーク打倒をすでに決意していた


『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』のIMAX視聴後にライアン・ジョンソン監督のQ&Aセッションが開かれるというイベントが数日前に開催され、その中で監督は様々な疑問に答えています。

特に面白いと思った話は「カイロ・レンはいつスノークを倒そうと思ったのか」についての解説で、私としてはあの瞬間に決意したものだと思っていたため、少し意外でした。

監督の説明によると、少なくともレイとエレベーターで一緒にいる段階でカイロ・レンはすでに決断していたようです。

スノークの王座の間に入る前、カイロ・レンの心境

Q: 彼があの部屋にやって来たとき、自分がこれから何をするのかをすでに知っていたのか?それともあの瞬間にとっさに決断したことなのか?

あそこにやってきたとき、彼はスノークを裏切ることになるのはすでに知っていた。しかしそれがどのように起きるのか、そしてその機会がどうやって訪れるのかまでは分かっていなかった。

あの場所に入るとき、そのことが彼の頭の中にあった。ただしそれが今なのか、それとももっと後なのか、いつなのかまでは分かっていなかった。

レイをあそこに連れていったとき、彼はレイとのコネクションを感じていたし、それにエレベーター内で彼が言った言葉もある。それらを考慮すると、私の中では「彼はあれを決行することになることは知っていた。しかしそれが一体どのように起きるのかまでは知らなかった。」というふうに考えている。

そしてスノークのすぐ隣にライトセーバーがあり、注意もそれているという絶好の機会を目の当たりにしたとき、よし今ならやれると思った。そうして彼はそれを実行に移すことになる。

つまりエレベーター内でふたりが一緒だったとき、カイロ・レンの腹はすでに決まっていたようです。

<スノークに加え、赤備えの八人衆がいるため、ひとりでは手が出せない。ただレイと一緒ならやれる…。>

©Disney / Lucasfilm

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カイロ・レンはそのように考えたのかもしれません。ちなみにエレベーター内でのふたりの会話は以下のものです。

レイ: こんなことする必要ない。心の中に迷いを感じた。それがあなたを苦しめている。ベン…。あなたの手に触れたとき、私は未来を見たの。はっきりとはしていないけど、でも間違いない。あなたはスノークに屈することはない。(カイロ・レンに歩み寄る)あなたは変われる。助けてあげるわ。私はそれを見たの。

カイロ・レン: 俺も見たぞ。そのときが訪れたとき、変わることになるのはお前の方だ。俺のそばにいろ。いいな?俺はお前の親が誰なのかも見た。

(レイはカイロ・レンから後ずさる。エレベーターのドアが開く。)

私としてはスノークがふたりを結びつけ、マインド自体も操っていたのだと思っていたのですが、どうやらふたりのコネクションはスノークの想像を超えたものだったようです。レイは「ベンはスノークに縛られていない。」と感じ、一方のカイロ・レンも「ふたりで力を合わせてスノークを倒す」という未来を見ていて、スノークの王座の間のシーンではそれが現実のものとなります。

©Disney / Lucasfilm

ルークの警告

レイはルークに「彼の中にはまだ迷いがある。もし彼がダークサイドから戻れば、それで流れが変わる。まだ勝てるかもしれない。」 「手が触れたとき、彼の未来を見た。間違いない。」 「もし私が会いに行けば、彼はきっと変われる。」と話し、ベンの中にまだ可能性が残っていることを信じます。

それに対してルークは、「お前の考えているようにはいかないぞ」 「やめろ」とレイを止めようとします。

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ここでレイはライトセーバーを差し出すもののルークは目を背けてしまい、レイは「じゃあ私たちの最後の希望は彼ね」と言い残し、オクトーを去っていく…というのが映画の中での流れでした。

今回のライアン・ジョンソン監督の解説を考慮すると、スノーク打倒に関してはレイとカイロ・レンは協力できるというのは間違いではなかったのですが、カイロ・レンの考えではあくまで”レイの方が自分に加わる”というルート以外ありえなかったようです。

©Disney / Lucasfilm

やはりルークの言う通り”ベンはすでに手遅れで、こちら側(ライトサイド)に戻る可能性はなかった”というのが正しかったことになります。少なくともあの段階では、ベンがレイたちのために何かをするという展開にはならないだろうとルークは思っていて、実際そのような流れになります。

ただレイが言うように、たしかにカイロ・レンの中になんらかの葛藤があることも感じられるのも事実です。例えば、

  • 『フォースの覚醒』: 光への誘惑を感じていて、ダース・ベイダーにすがりつく
  • 『最後のジェダイ』: レイアのいるコマンドブリッジを撃とうとしてためらった

他にもあるかもしれないのですが、一応今思いつくだけでもこういったシーンがありました。

やはり私としては、将来的にはカイロ・レンはなんらかのルートをたどり、ダークサイドから距離をとるというスタンスに落ち着くような気がしています。ライトサイドではないが、しかし純粋なダークサイドでもない…。そういったポジションに行き着くような予感がします。

ロア・サン・テッカも前作の冒頭で「ファーストオーダーは闇から誕生したが、お前は違う」と言ってましたね。『フォースの覚醒』のトレイラーの中で、レイが「私は何者でもない」と話し、レイの出自が実はですでに明かされていたように、意外とEP7の最初の箇所が続三部作の結末にもの凄く関連してくる、あるいはその辺りに収束していくかもしれないと思っています。


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