『最後のジェダイ』別シナリオ/エンディングを創作 – 「もしルークがこうだったら」


『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』がついに公開されたわけですが、評価はかなり分かれているようです。

批評家による前評判は非常に高かった一方、公開後に見た人の感想やユーザースコアはどうも両極端で、賛否がはっきりと分かれています。ただこれに関しては「まあ、いつものスター・ウォーズと同じ状況だなあ」と感じています。『フォースの覚醒』と『ローグ・ワン』もこんな感じでしたよね。

ただ今回に関しては、やはりルークがメインキャラクターとして登場する作品ということもあって、ルーク・スカイウォーカーの言動・行動に期待を裏切られたと感じた人は、今作品にはかなり抵抗感をもったかもしれません。

私自身は見終わった直後は「どう解釈していいのか分からない」といった精神状態だったのですが、あれから時間が経過して、今は少し冷静に判断できるようになりました。映画については現在はかなり肯定的にとらえています。

”失敗こそが最良の師”というヨーダの言葉の意味。そして大きくなりすぎたルーク・スカイウォーカー像を挫折したひとりの人間にまで戻し、最終的にマスター・スカイウォーカーを最高の形で送り出すことに成功した。

©Disney / Lucasfilm

ヨーダとルークからはオリジナル三部作のエッセンスが感じられ、しかもその披露の仕方が過去のものを単なるコピーするやり方ではなく、むしろかなり攻めた方法でみせてきたように思います。

フォースツリーに雷を落とし、それを見てケラケラ笑るマスター・ヨーダ。あのシーンは傑作です。

ルークvsカイロ・レンの別ルート

マーク・ハミルもいつかは去らなければいけない日が来るわけなので、そういった意味では今作でルークを綺麗な形で送り出すことができて良かったと感じています。仮にルークが退場するとして、今回以外の方法でファンが満足できる方法があったかと考えると、かなり難しいですよね。

ルークとヨーダに関しては色々思うことがあるので、別記事で語ります。

少し話は変わって、ラストバトルのルークvsカイロ・レンのシーンに関してなのですが、あのことを考えていたら妄想が一気に加速したので、今回の記事ではそれを披露します(笑)お前の想像なんか興味ないと思うかもしれませんが、まあ少しお時間拝借ということでお願いします。

以下、私の創作です。

ルークはベン・ソロをフォースプッシュして、基地内部に放り込む。レジスタンスメンバーがベンを確保。ファーストオーダーと対峙するルーク。ルークが地面に手を置くと、大地が揺れ始め、やがて一気に崩壊する。ファーストオーダーの地上部隊は大地もろとも飲み込まれ、たちまち壊滅状態となる。

場面は基地に戻る。ルークはベンに視線を向ける。フォースプッシュされたときに身体を強打し、負傷して動けないベン。そしてその場にレイアも姿を現す。ルークはベンの手を握り、過去のビジョンを見せる。

(フラッシュバックのシーン)

ミレニアムファルコンの内部。子供が計器を触ろうとすると、ハンは怒鳴り声を出す。「おいっ、触るんじゃない!」うつむく少年。ハンの表情を見ることはできない。「しょうがない奴だな。よしそこに座れ。」少年は副操縦席に座らされる。「母さんには内緒だぞ。」

場面は再びCraitの基地に戻る。ルークは口を開く。「見たか、ベン。あれはお前の中にあった記憶だ。一番幸せだった頃のものだ。お前自身がそれを見せてくれた。」放心状態のベン。

「私はジェダイだ。父もかつてそうだった。お前もきっとそうなれる。まだそのチャンスがある。」ルークを見つめるベン。

「ベン、実はな…。行ってみたい場所がまだたくさんあるんだ。お前と私、ふたりでコンビを組んで、また一緒に銀河を旅しよう。今度はふたりっきりでな。」ウインクするルーク。ベンに手を差し出す。

ベンの目には涙が浮かんでいる。母親に顔を向けるベン。(プリンセス・レイアのテーマがバックに流れ始める)レイアは小さく頷き、誘いに応じるようベンをうながす。そしてベンはルークの手を固くつかむ。

とまあこんな感じです。やはりルーク絡みだと妄想が加速しますね(笑)

おいおい、これだとEP9のストーリーはどうなるんだって話ですが、映画序盤で新共和国軍の残存兵力が参戦してファーストオーダーは一気に消滅。その後の展開は、ルークの元弟子たちがジェダイキラーとなってレイに襲い掛かる…。こんな感じの内容でも十分成立しそうです。

例えば、

<ファーストオーダーの残党あるいはファーストオーダーが消滅したことで不利益を被った富裕者層がレイの首に懸賞金をかけ、銀河の荒くれたちがレイをターゲットにする。バウンティーハンターたちはジャクーに押し寄せ、レイを付け狙うものの、全員返り討ちにあってしまう。そして奇妙なことに、やられた者たちの一部はレイに心酔し、彼女の熱心な支援者となる。

一方ルークの元弟子(レン騎士団?)は自らの力を証明するためにレイに決闘を挑むものの、レイはそれを拒否する。そのため彼らはレイにとって大切な人を捕らえ、彼女を誘い出すことを思いつく。ムスタファーで待ち受けるレン騎士団。そこにレイは単身乗り込んでいく…。>

レン騎士団がやけにプッシュされていますが、やはりこれだけは譲れないポイントです(笑)『フォースの覚醒』ではワンシーンだけの登場にもかかわらず、そのインパクトはいまだに残っています。

©Disney / Lucasfilm

エピソード9ではJ.J.エイブラムス監督が再び帰ってくるということで、なんとしてもレン騎士団だけはストーリーにねじ込んでもらいたいところです。

2年後、エピソード9のシナリオはどういったものになるんでしょうか。スノークはボスキャラとしての風格は十分備わっていたのですが、カイロ・レンは…。うーん、EP9のクライマックスの流れがいまいち想像できない。


『最後のジェダイ』別シナリオ/エンディングを創作 – 「もしルークがこうだったら」」への6件のフィードバック

  1. 実験鼠

    はじめまして。いつも拝見させていただいてましたが、今回居ても立っても居られず、はじめてコメントします。
    私は3回観ました。私もブログ主さん同様、最初はどうとらえていいのかわからず、戸惑いましたが、回を重ねるごとに感動の方が大きくなり、今は肯定的に捉えています。
    ツッコミどころは確かにいくつかありますが、基本的にはEP8を支持したいと思います。

    ルークのレンを襲おうとした行動には、確かに賛否あるでしょうね。ここは否の方が多いかな?
    そもそもヨーダはルークの短気で衝動的な性格の欠陥から、ジェダイにすることには否定的でしたが、その性格があの場面で出てしまったということでしょうか。
    思いとどまったのは救いでしたが、運悪くレンに見られてしまったのが・・・。

    そういえば、レン騎士団出てきませんでしたね。ライアン・ジョンソン監督は、結構独自路線というか、前作の伏線などをほとんど無視して作った感もあるのでw 次作のJJは伏線の回収など結構大変なのではないでしょうか。
    EP9の流れは、私も想像できないですね。キャリーも亡くなってしまっているので、次は思いっきり時間を飛ばすことも考えられます。最後のフォースで箒を引き寄せた少年が成長した姿で出てくるとか?

    またこれから2年間、妄想の旅が始まります(笑) 

    返信
    1. SW情報考察(管理人) 投稿作成者

      おお!もう3回とは。コアなスターウォーズファンの方が読んでいてくれて嬉しいです。

      色々感想を読んでいるのですが、どうも共通したものとして「最初はどう捉えていいのか分からない。気持ちの整理をつけるのに少し時間がかかる」というのをよく見かけますね。特に面白かったと評価している人はたいていそう感じているようです。

      過去のルークがレンの寝床でライトセーバーを取り出すシーンは、今は少し冷静にとらえています。あれってベンから見た光景と、ルークによる説明の2種類が存在するわけですよね。正直私はカイロ・レンがあれを話し始めた段階で頭が混乱し始めて、ルークが説明している場面では半分上の空状態でした(笑)だから次に見るときにはちゃんと集中しないと。

      考えてみると、ジェダイの帰還でのルークvsベイダーの時も、最後にレイアのことが悟られた瞬間に、ルークは怒りに身を任せて攻撃してますよね。時として揺れ動くことはあっても、最終的には思いとどまる、それがまさにルーク・スカイウォーカーなのだと思います。

      そう考えたらベンの寝込みシーンも納得です。少なくとも私がもつルーク像とも一致します。とまあ、やっぱりルークについて書きだすと止まらなくなるな(笑)

      コメントありがとうございます!

      返信
  2. ポーグワン

    シリーズ第一作目からずーっと劇場で見てる者です。
    公開前もいろいろな情報を教えていただきありがとうございます。

    私自身、いろいろな解釈があっていいとおもうのですが、
    「スターウォーズってこうじゃなきゃならない」
    てものをぶっ壊した今作であって、
    この先もずっと続けていく物語にもなったとおもいます。

    そういう意味で今回は今までの中で一番楽しかったスターウォーズでしたし、
    一緒に行った子供達も長くても飽きずにみてくれたのでよかったです。

    30年前のヒーロー、ヒロインがずっと今もそうかっていうと今は今に
    あったヒーローやヒロインが出て来ていいんだとおもいました。

    エピソード9まであと2年ですがいろんな人がいろんな予想をして
    それを全部覆す展開になってくれればなーと思います。

    カイロレンを見てて「バカは死ななきゃ治らないんだろな」
    そう感じました(笑)

    返信
    1. SW情報考察(管理人) 投稿作成者

      たしかに今まで持っていた固定観念というのがあって、いい意味でそれが壊されました。マスター・スカイウォーカー像、ジェダイにおける師と弟子の関係、などなど。オクトーでの物語はもう少しオーソドックスなものを想像していたので、一回目に見たときはかなり面食らいました。

      2回目以降だと映画全体の印象が全く変わったので、ほんとに不思議だなあと感じています。

      新たなる希望を映画館で見たんですか?それは凄い。私が最初にオリジナル三部作を見たのはVHSでした。映画館ならもっと迫力あっただろうなー。幸いこれから10年は毎年スターウォーズの映画が公開されるようなので、このお祭りが定期的に楽しめるのはありがたいですね。

      返信
      1. ポーグワン

        エピソード4でこんな面白い映画があるのか!、エピソード5で悪役が勝って終わる映画ってあるんだな!、エピソード6であーよかった!と小学生時代を過ごしました。エピソード1~3やクローンウォーズ、反乱者たち、ローグワンも隙間隙間を上手に埋めて楽しんでみることができました。

        エピソード7以降はどうにでも作れるんですよね。みなさんが予想すればするほどそうはならない、させない、のが監督さんの技量なんだとおもいます。

        おじさんになった自分よりも子供達が自分が昔感じたような楽しさを感じてくれればいいなとおもうので観終わった後の子供達をみたら今作が一番でした。

        ヨーダとルークのやりとりは実社会にもあてはまりますね。若い人から教わることもあれば、自分が失敗してるとこを見せるのも誰かしらの役に立ったり支えになってるんだなーと。

        ヨーダはさすがです(笑)

        返信
        1. SW情報考察(管理人) 投稿作成者

          そういえばたしかマーク・ハミルがインタビューで「ルークは挫折を経験した。でも失敗するが人生なんだ」と言ってました。

          マスター・スカイウォーカーはレイに救われましたね。最後の最後でふたりが出会ったことはまさにフォースの導きがあってのことだろうし、ラストではルークは自分が一生を費やしたジェダイの世界に再び向かい合うことができた。

          ポーグワンさんは上手に楽しんでますね。私はプリクエルがどうしても苦手だったのですが、今年に入ってから改めて見直したら、たしかに評価できる点を色々見つけました。やっぱり凝り固まった考えを捨てて、柔軟にとらえることも必要ですね。

          返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。