『最後のジェダイ』カイロ・レンは予想外の展開に、アダム・ドライバーが明かす


カイロ・レン役のアダム・ドライバーが、『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』での自身のキャラクターについて興味深い発言をしています。

Sunday Todayとのインタビューの中で、”カイロ・レンにこれから起きることにファンは満足できるか”と質問され、アダム・ドライバーは具体的な発言は避けるものの非常に興味深い言葉を口にしています。

そうだね、そうなるといいね。多分予想外のことになると思う。

アダム・ドライバーのいう”予想外(unexpected)”のこととは一体何なのでしょうか。

カイロ・レンの後悔

先日Entertainment誌で『最後のジェダイ』特集があり、その中でデイジー・リドリーはこのような発言をしています。

素晴らしいのが型にはまった決まりきったものではないということだ。誰が良い側で、誰が悪い側にあるのか。誰かが簡単に悪いやつになるということは起きない。

悪い人たちにも良い決断を下すための余地が常に存在しているし、また逆もしかりだ。

デイジー・リドリーのこの言葉とアダム・ドライバーの今回の発言を素直に解釈すると、カイロ・レンがライトサイドに転向する、あるいはスノークに反旗をひるがえすように聞こえます。

©Entertainment

ここで重要なのが、starwars.comのDATABANKに記述されているカイロ・レンの説明欄です。そこには次のように書かれています。

カイロはスターキラー・ベースで父親と対面し、彼のライトセーバーによってハンは倒れる。親殺しという衝撃的な行動を経てもベン・ソロは強くなるどころか、むしろどういうわけか弱さを感じていた。

そしてライトセーバーでの対決ではレイはカイロを倒し、彼は命だけは見逃された。カイロ・レンはずっと自分を苦しめてきた葛藤に終わりを告げることを望んでいたが、彼はいまだ戦いの中にあり、以前よりさらに道を見失ってしまった。

最高指導者スノークはカイロ・レンに対して、ハン・ソロは試練だと説きます。しかし実際にハン・ソロと決別した後もカイロ・レンの心には混乱の渦が立ち込めていて、それは以前よりさらに激しくなってしまったのです。

©Disney / Lucasfilm

おそらく『フォースの覚醒』直後のカイロ・レンの心の奥底では、ダークサイドへの疑いの気持ちが芽生えてきているのではないでしょうか。ダークサイドの道を歩むために父親を殺したわけですが、皮肉なことに消し去ったはずのベン・ソロの感情が再び顔を出してくるのです。

ルークとカイロ・レンの過去

しかし『最後のジェダイ』での序盤のカイロ・レンは、その本心を打ち消すかのように真逆の行動をとると思われます。

映画序盤にレジスタンス基地の襲撃が起き、その時点でファーストオーダーがルークの居場所を突き止めることになります。そして比較的早い段階(映画中盤辺り)でカイロ・レンとルーク/レイの対面シーンが訪れることが予想されます。

ルークは過去にベン・ソロに裏切られたわけですが、それでも数年ぶりにかつての弟子に再会したときに、一体何を思うのでしょうか。

©Disney / Lucasfilm

一方レイはハン・ソロに理想の父親像を見出していたため、それを台無しにしたカイロ・レンに対して非常に強い恨みと軽蔑を感じていると思われます。

それではカイロ・レンはどうなのか。これは1つの可能性なのですが、ベン・ソロは過去の時代に経験したルークとの生活を通して、ハン・ソロが与えてくれなかった繋がりをルークから感じていた可能性があります。つまりレイにとってのハン・ソロが、ベンにとってのルークというわけです。

三匹の侍

ライアン・ジョンソン監督がストーリーを考える際に参考にした作品の1つとして『三匹の侍』 (1964)の名前を挙げています。

この映画のユニークな点は、3人のキャラクターの関係性にあります。対照的なスタンスをもつ2人と、それに対してニュートラル(中立)に位置する3人目のキャラクターがいるのですが、面白いことにこの三者の関係性は流動的で映画が進むにつれそれぞれの立場が変化していきます。

上記の要素を『最後のジェダイ』に置き換えるとこうなります。


レイ(ライトサイド) – ルーク(中立) – カイロ・レン(ダークサイド)

ルーク(ジェダイ・マスター) – カイロ・レン(かつての弟子) – レイ(ジェダイ・トレーニング)

ルーク(叔父) – レイ(中立、第三者) – カイロ・レン(甥)

3人の相関図には複数のファクターが存在し、ストーリー展開に応じて関係性も変化するということになります。これは非常に面白い要素だといえます。

アダム・ドライバーがいう”予想外”のことは、この辺に関係しているかもしれませんね。

Source: Hollywood Reporter