『クローン・ウォーズ』ボバ・フェットvs.キャド・ベイン 幻の決闘シーンを描いた未公開映像


先月4月に開催された”Star Wars Celebration 2017”では様々な情報が公開されたのですが、『スター・ウォーズ / クローン・ウォーズ』の未公開エピソードやストーリーも沢山披露されています。

その中でも特に注目すべき情報として、賞金稼ぎとして人気のある2人のキャラクター、ボバ・フェット(Boba Fett)とキャド・ベイン(Cad Bane)の決闘シーンを描いたラフ映像を今回紹介したいと思います。

一時期行動を共にする

プロディーサーのDave Filoniは2人の背後にある関係性についてこう説明します。

キャド・ベインはボバ・フェットに、真の賞金稼ぎとなるための方法を教える

これは2年前のCelabrationイベントで公開されたショートクリップと同様のストーリー設定だと思われます。そこでは、キャド・ベインとボバ・フェットは惑星タトゥイーンでキャンプをしているとき、サンド・ピープルの襲撃に遭います。

今回公開された映像からは、この2人の賞金稼ぎの同盟関係は長く続くことはなく、その後は別々の道を辿ったことが推測されます。

なぜ2人が戦うはめになったのか、その背景となる詳細は明らかではないのですが、FiloniとルーカスフィルムのPablo Hildagoによって披露された映像は非常にラフなものであり、比較的初期の状態のアニメーション映像といえます。

2人の対決

キャド・ベインとボバ・フェットの双方が銀河で名の知れた賞金稼ぎです。キャド・ベインに捕らえられた2人の人物には銃が向けられ、非常に危険な状態にあります。

姿を現したボバ・フェットはキャド・ベインに対して、2人は無関係であり即座に解放するよう要求します。

キャド・ベインは、”弱者を気にしていては待ち受けるのは死だ”と若き賞金稼ぎに警告します。

しかしボバ・フェットは”これ以上無実の人間が死ぬ必要はない”と返答し、一歩も引く素振りを見せません。

そこにエンボ (Embo)とボスク (Bossk)、2人の賞金稼ぎが銃を構えて登場。キャド・ベインはボバ・フェットの反乱が失敗に終わったことを指摘し、ボバに降伏するよう迫ります。

その場の雰囲気は緊張に包まれます。

ボバ・フェットは2人の賞金稼ぎに視線を向けます。ボバは自らの手でキャド・ベインとケリを付ける覚悟のようです。エンボとボスクは銃を下ろします。キャド・ベインはボバ・フェットとの決闘が避けられぬことを悟るのです。

2人の対決は西部劇の決闘シーンさながらのものとなります。両者の視線は相手に定められ、その手はホルスターに収まった銃にあります。どちらが先に銃を抜くのか、そして命中させるのか…。

Filoniはこの決闘の結末や、キャド・ベインの運命については明確にすることはありません。しかし、後に映画『エピソード5 / 帝国の逆襲』で見られることになるボバ・フェットの”ヘルメットのへこみ”はこの決闘で生じたもの、さらにこれはジョージ・ルーカスのアイデアから来ていることを説明しています。

映画『ボバ・フェット』の可能性

これらの未完成のショートクリップはオンエアーされることもなく、これまで公開されることはありませんでした。

ボバ・フェットをキャド・ベインという2人の注目キャラクターが対決するという設定は非常に興味深いものがあり、これがなぜ実現しなかったのかは気になるところです。

個人的な推測では、もしかすると映画『ボバ・フェット』のプロジェクトが水面下で進行中、あるいは過去に計画されていて、ルーカスフィルムは映画に影響が及ぶことを危惧した可能性もあるのではないかと思います。

ボバ・フェットの映画が実現するとすれば、ストーリーはボバ・フェット1人が主人公なのではなく、”ボバ・フェットに焦点を当てた、賞金稼ぎグループの物語”となることも予想されます。

映画のプロットが完成する前に、TVシリーズ『クローン・ウォーズ』で賞金稼ぎの人間関係に余計な設定を加えたくなかったとしたら、今回の映像が実現されなかったことも説明がつくかもしれません。

余談ですがキャド・ベインの種族はDurosで、『Battlefront』の反乱軍側でカスタマイズ可能だった種族一覧にもいます。

©EA / DICE

この記事を書くまでそのことに気が付きませんでした。言われてみると、たしかに同じ顔ですね。

Source: IGN