レイのフラッシュバック、カイロ・レンに倒された人物はクランリーダー


『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』でレイが体験したフラッシュバックシーンは映画の最大の謎でもあり、あの場面の背景と意味は三部作でも特別な意味をもつことが考えられます。短いシーンながらも多くの重要場面が収録されていたのですが、映画では結局説明されることはありませんでした。

レイがカイロ・レンを中心とする謎の集団を目撃する場面では、1人の人物がカイロ・レンのライトセーバーによって倒されます。あの人物が一体誰なのか。そして殺害された理由とあの出来事が起きた日はいつなのか、といったことも当然気になるかと思います。

雨のシーンに立つレン騎士団とルークのジェダイ・オーダー崩壊が同一イベントなのかはいまだ判明していませんが、少なくともあのシーンで殺された人物については今回明らかになったため、そのことを記事で取り上げます。

クラン”Toribota”、フォース信仰グループの1つ

レイが体験したフラッシュバックシーンでカイロ・レンに殺害された人物は、フォースを信仰するグループ”Clan of the Toribota”のクランリーダーであると考えられます。

あの場面を説明する公式情報として、これまで判明していたのは以下の通りです。

  • ルーカスフィルムのPablo Hidalgoは「クランが登場していた。レン騎士団とは別の存在」と発言
  • 『フォースの覚醒』の撮影進行表では”THE CLAN VS. THE SEVEN”と表記されていた
  • 公式アートブックによると、ライトセーバーで貫かれた人物は”クランリーダー”と説明

そして『ローグ・ワン』では背景に登場するキャラクターとして姿を見せ、公式アートブックにはこの”Clan of the Toribota”についての情報も掲載されています。その特徴的な外観から、レイのフラッシュバックシーンで登場した人物とおそらく同一グループであるだろうと推測されます。

©Disney / Lucasfilm

つまりルークの弟子といった存在ではなく、クランvs.レン騎士団の戦いの中で殺害されたというのが正しい流れかもしれません。

『フォースの覚醒』の冒頭にロア・サン・テッカが率いる”Church of the Force”の集落が登場したのですが、この”Clan of the Toribota”も似たようなフォース信仰団体であるようです。しかしロア・サン・テッカは積極的にルークを支援していた一方、このクランがルークの協力者であったかどうかは現在のところは判明していません。

砂漠の星ジェダに集まる

クラン”Toribota”は元々は惑星Isde Nahaに暮らしていた放浪の民だったのですが、ある時天体観測がひとつの場所を指し示します。そこは『ローグ・ワン』にも登場した砂漠の星ジェダで、クラン”Toribota”はその星こそが彼らの先祖が言い伝える”the First Light”であると信じます。

『ローグ・ワン』では帝国軍のデススターによってジェダが破壊されてしまうのですが、クラン”Toribota”のリーダー、Omisha Joyoもその直前までジェダに滞在していたとされます。

©Disney / Lucasfilm

ジェダはフォースの信仰者にとっては重要な星で、『ローグ・ワン』でも少し言及があった”Guardians of the Whills”など数多くの宗教組織が存在していたようです。

クランvs.レン騎士団、戦いの背景は

©Disney / Lucasfilm

レイが目撃したフラッシュバックシーンについて推測できることは、あのシーンは過去にライトセーバーと関りがあった人物、あるいはレイ自身の過去の出来事だということです。

  • ライトセーバーと関りがある人物
  • レイの過去と関係

つまりクラン”Toribota”があのフラッシュバックに登場したということは、ライトセーバーを一度でも所有したことがあるか、あるいはレイ自体があのクランとなんらかの関わりがある、と考えるのが自然となります。

ケース1: ライトセーバーを所有

個人的にはクランがライトセーバーを所有していたというのが可能性が高いような気がします。つまりマズ・カナタがアナキンのライトセーバーを手にする前は、このクランのもとに存在していたということを意味します。

カイロ・レンはルークの居場所を探していて、その結果惑星ジャクーで暮らしていたロア・サン・テッカの”Church of the Force”の集落は襲撃を受けます。カイロ・レンはアナキン(ダース・ベイダー)のライトセーバーも探していたものと考えられるため、同様の出来事がクラン”Toribota”にも降りかかった可能性があります。

つまり目的のものを捜索するなかでフォースの信仰グループとも対立関係になり、ファーストオーダーに協力しない、あるいはダークサイドのフォース観とは異なる価値観をもつクラン/グループは排除の対象になったというものです。

©Disney / Lucasfilm

ケース2; レイの出自と関係

スター・ウォーズの世界に数多く存在するフォース信仰グループのなかで、クラン”Toribota”がレイのフラッシュバックシーンに登場したということは、レイのストーリー展開とも特別な意味がある線も残されていそうです。

レイの出自とクランとの関係性を考える上で重要なことは、レイがジャクーに置き去りにされたのは、クランvs.レン騎士団のイベントのずっと以前ということです。

時系列: ジャクー置き去り(レイ、5歳くらい) – 小説Bloodline、ベンはルークの下で修行中(レイ、14歳くらい) – フォースの覚醒(レイ、19歳)

レイとベン(カイロ・レン)の年齢を考慮すると、クラン”Toribota” vs. レン騎士団の出来事は、レイがジャクーに置き去りされたこととは一切関係がないことが分かります。

©Disney / Lucasfilm

ただしこのクランがロア・サン・テッカの”Church of the Force”のように、ルークの活動となんらかの関わりがあったという可能性もあります。フラッシュバックのなかでは、ルークがR2-D2に手を置くシーンの直後にクランリーダーの殺害シーンが登場するため、両者の関連は十分ありそうな気もします。

クランの信仰とは

クラン”Toribota”の信仰するものが一体どういったものなのかはいまだ分かりません。しかしフォースを信仰するグループであることを考慮すると、アナキン・スカイウォーカーのように特別にフォースが強い存在である”選ばれし者”に特別な意味を見出したとしても不思議ではありません。

もしそうであるとすると、ルークが『帝国の逆襲』でアナキンのライトセーバーを失くした後、最終的にこのクランの手に行き着いたというシナリオは、綺麗に収まりそうな気がします。

またレイが強いフォースの力が宿っていることも、クラン”Toribota”となんらかの関連性がありそうです。

ひとつの仮説としては、ライトサイドとダークサイドにバランスをもたらす強いフォースの存在はいつの時代にも現れるとされるため、ルークがその人物を探すなかでクラン”Toribota”の天文学、あるいはフォースの知識を利用していた…。

この辺に関してはまだまだ分からないことだらけですね。こういったレイの出自にまつわる真実は、『最後のジェダイ』の中でルークの説明を通して語られるかもしれません。

Source: newsfromjakku