『エピソード9』コリン・トレボロウ監督が降板、脚本をめぐって意見の相違


今年6月に映画『ハン・ソロ』の監督が降板されるという出来事があったのですが、続三部作のラストとなる『スター・ウォーズ エピソード9』でも同様のことが起きてしまったようです。

発表された声明の中では、ルーカスフィルムとコリン・トレボロウ監督の双方が納得して、『エピソード9』に関して別々の道を歩むことを決めたと説明します。

ルーカスフィルムとコリン・トレボロウは『エピソード9』に関して別々の道を歩むことを決断した。コリンは製作過程の全体を通して素晴らしい仲間だったが、プロジェクトに関するお互いのビジョンが異なっているという結論に至ってしまった。

コリンの今後の幸運を祈ると共に、映画に関しても近々さらなる情報を公開する予定だ。

脚本が原因で関係悪化か

監督の最新作である『The Book of Henry』の批評家からの評判があまり良くないことから、6月にすでにコリン・トレボロウ監督の去就をめぐる噂がありました。

Hollywood Reporterの報道によると、トレボロウ監督は何度も『エピソード9』の脚本ドラフトを書き直していたものの、問題が解決されることがなく現在まで至ってしまったといいます。先月8月にはイギリスの脚本家Jack Thorneが脚本製作のプロセスに参加し、現在もリライト作業が続いています。

さらに、ルーカスフィルムのCEOであるキャスリーン・ケネディとトレボロウ監督との関係が制御不能なレベルにまで悪化していたことも原因にあるとされます。

レイアの扱い

キャリー・フィッシャーが亡くなったことで、それに応じて脚本をリライト作業が求められていたのですが、その作業が非常に難しかったことが想像できます。

Hollywood Reporterの記事によると、脚本の問題とケネディCEOとの関係悪化が伝えられているのですが、個人的にはそのふたつを見て「キャリー・フィッシャーをCGで再登場させるべきか」の話を思い出しました。

ルーカスフィルムのケネディCEOは以前のインタビューの中で、「キャリー・フィッシャーをCGで復活させることはない」と明言しています。

一方これまでの過去の情報から、『エピソード9』のストーリーはまさにレイアがメインとなる展開となる予定であったことも判明しています。つまり役割分担でいうと、『フォースの覚醒』がハン・ソロ、『最後のジェダイ』がルーク、そして続三部作のラスト『エピソード9』はレイアの映画となる予定だったのです。

『エピソード9』でのレイアの存在感は非常に大きく、その前作となる『最後のジェダイ』のストーリーも当然それを想定して製作されたことになります。

キャリー・フィッシャーが急死したことで、ストーリー上違和感がないように脚本を作り上げる作業がどれほど難しいかは想像できます。そしてコリン・トレボロウ監督とルーカスフィルムとの意見の相違も、おそらくはその辺に少し原因があったのではないかと思えます。

ただ撮影開始が来年からで、公開予定も2019年とまだまだ時間があるため、あまり心配することはないのかもしれません。

むしろ映画『ハン・ソロ』の進展のほうが気になります。来年5月に公開を予定しているにもかかわらず、いまだにタイトルすら未定で、しかも『最後のジェダイ』が公開される12月までトレイラーが公開されない可能性もあります。早く映像が見たいですね。

Source: Hollywood Reporter