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レン騎士団の起源か、ダークサイドを崇拝する集団”Acolytes of the Beyond”


“Acolytes of the Beyond”とは小説『Aftermath』トリロジー (2016年、2017年) に登場したダークサイドを熱狂的に崇拝するカルト組織で、スター・ウォーズのオリジナル三部作、銀河内乱の時代に存在していました。

ダース・ベイダーの死後、Acolytes of the Beyondはベイダーのものと思われるライトセーバーを購入します。ライトセーバーを故シス卿のもとへと戻すことが目的です。

ライトセーバーの購入から2か月後、Acolytes of the Beyondは革命活動を開始。そして”ジャクーの戦い”が始まる前には、Acolytesのメンバーは新共和国に対するテロ攻撃を銀河各地で起こし始めます。

フォースの力をもたない集団

Acolytes of the Beyondのメンバーたちはフォースに対する感受性はなく、いわゆるフォースセンシティブといわれるようなタイプではありません。彼らは自分たちのことを影の存在”シャドウ”と呼んでいます。

シャドウは自分たちを含めこの世の全ての生き物はフォースの奴隷であるとみなし、フォースは力の流れであると解釈していました。フォースのダークサイドを操るフォースの使い手こそが、流れを変える力を有すると信じ、彼にとってシス卿は運命にあらがう存在”Riverbreakers”であったのです。

Acolytes of the Beyondはすでに他界した過去のシス卿を崇拝し、多くのメンバーは過去のシス卿の夢を実際に見たことがあります。またAcolytes of the Beyondを率いていた指導者のひとりであり、皇帝のアドバイザーでもあったYupe Tashuは、過去のシス卿の霊体とコミュニケーションをとることができたといいます。

彼らは過去のシス卿のライトセーバーやヘルメットにダークサイドの力が宿っていると考え、それらのシス・アーティファクトを回収しようとします。当初は過去のシス卿に捧げる目的でライトセーバーを盗んでいたのですが、新共和国の誕生と共にやがてそのライトセーバーを保持し始めます。

Acolytesたちはシス信仰者として、新共和国が定めた新たなルールに従うことに抵抗します。そして銀河内乱の時代の最終ステージでは、彼らは新政府に対するレジスタンス活動に参加することになります。

ダース・ベイダーのライトセーバーを回収

エンドアの戦いでダース・ベイダーと皇帝ダース・シディアスが亡くなり、それから7か月が経過。Acolytes of the Beyondは惑星TarisにてOoblamonという名前のジャンク・ディーラーと接触をもちます。

このジャンク・ディーラーはダース・ベイダーが使用していた赤いブレードのライトセーバーを所持していると説明し、Acolytesの3人のメンバーがコンタクトをとり、ジャンク・ディーラーからライトセーバーを購入します。

実際のところ、このジャンク・ディーラーも本当にライトセーバーがベイダーのものだったのかどうか定かではなかったのですが、取引は行われることになります。

ふたりの注目人物、RemiとKiza

Remiは人間の男性、Kizaは女性で種族はPantoranです。このふたりは恋愛関係にあるのですが、やがてふたりの間に悲劇が訪れます。

RemiとKizaはAcolytes of the Beyondに参加する以前から、シス卿のフォース・ビジョンを体験していました。そしてダークサイドを崇拝するカルト組織”Acolytes of the Beyond”に属してから、ふたりは仲を深めます。

RemiとKizaを含むAcolytesのメンバーは、惑星Corelliaでの”Coronet City革命”を実行に移すことになります。この場所のピース&セキュリティ・ステーションには古代のシスのライトセーバーが保管されていて、これを奪い去るという計画です。

計画の一環としてRemiは、ステーションの壁にベイダーのマスクを描いたスプレーペイントを施し、そこに”VADER LIVES”との文言を書き残します。彼は捜査員に捕まり取り調べを受けることになるのですが、その後Kizaたちが街で起こした攻撃によって捜査員はそちらに気を取られ、その間にRemiは取調室を抜け出します。

そしてRemiは警察署の地下にある保管庫に向かい、そこでシスのライトセーバーを奪うことに成功します。

シスのライトセーバーを手に入れたRemiはそれを保持することを許されたのですが、時間と共にやがて傲慢になり武器がもつダークサイドの影響に心を奪われていきます。

指導者Yupe Tashuはシスの霊体と協議をし、シス卿”Viceroy Exim Panshard”のマスクをKizaに与えることを決めるのですが、Remiはこの決定に納得がいかず、自分がそのマスクを所持することを要求します。しかし指導者Tashuはこの態度に激怒し、Remiのライトセーバーを没収しそれをKizaに与えてしまいます。

その後ふたりを含むAcolytesのメンバーが、惑星Devaronにある新共和国の基地施設に攻撃を仕掛けることがあり、その際メンバーはこん棒、ブレード、斧などといった様々な武器を装備していくのですが、それらの武器は全て赤くペイントされたものでした。

そしてこのときKizaは、シス卿”Exim Panshard”のマスクを身に着けて攻撃に参加します。

Remiは怒りと嫉妬に取りつかれ、この攻撃の混乱を利用して、Kizaからライトセーバーを奪ってしまおうと画策します。

Remiは彼女を地面に放り投げ、ライトセーバーはその手から離れます。そして彼はかつての恋人を価値のないものと非難し、ライトセーバーが正統に属するのは自分であると主張します。

ふたりが争った後、Kizaはライトセーバーを発見し、それで彼を殺害します。その後Kizaは再び攻撃作戦へと戻っていきます。

考察

レン騎士団

シスを熱狂的に信奉する組織の存在は非常に興味深いものがあります。メンバーはフォースに対する感受性がないものの、過去のシス卿のビジョンをみるという体験をしています。Kizaは不遇な幼少期を送っており、おそらくそういった事情も熱狂的なシスの傾倒に繋がっていくのかもしれません。

また注目すべき点として、最後の惑星Devaronの攻撃の際には、各メンバーがこん棒、ブレード、斧といった武器を装備していることです。これは『フォースの覚醒』のフラッシュバックのシーンに登場したレン騎士団の特徴とも似ています。

©Disney / Lucasfilm

Acolytes of the Beyondがシスの持ち物にこだわっていたということも、レン騎士団のメンバーがマスクに黒づくめというコスチュームとも価値観が合致している気がします。彼らにとってシスの装備物は力の源流でもあり、過去のシス卿のマスクやそれを模したコスチュームに身をまとったとしても理解できます。

一方最高指導者のスノークはカイロ・レンを”レン騎士団のマスター”と表現しており、これはカイロ・レンがグループの中心的な存在であることを示唆しています。

素朴な疑問として、なぜ新入りで若く、そしていまだダークサイドの修行を終えていない未熟な戦士が”マスター”と呼ばれる地位を与えられたのかということです。

もし仮にレン騎士団がAcolytes of the Beyondのようにフォースの力をもたない集団だとすると、フォースが強い家系に生まれたカイロ・レン(ベン・ソロ)は特別な存在であるとみなされ、騎士団のリーダーになるだけの正当な理由が存在するように思えます。

©Disney / Lucasfilm


©Disney / Lucasfilm

スノーク護衛隊

さらに気になることとして、以前からスノーク護衛隊とレン騎士団の関連性が噂されていることです。スノーク護衛隊はレッドのアーマーを身にまとい、赤づくめという風貌なのですが、リーク情報によると彼らが装備している武器やヘルメットの形状はレン騎士団を思わせる点があります。

©MSW


©Disney / Lucasfilm


©Disney / Lucasfilm

そしてスノーク護衛隊が装備する武器から、このメンバーがライトセーバーを所持していないことが明白であり、彼らがフォースの能力をもたないことも推測できます。

レン騎士団がなんらかの理由でスノークのプライベートガード部隊に徴用(昇格)されたとしたら…。意外と可能性としてはあり得るのではないかと、個人的には考えています。

レン騎士団については一切のリーク情報がなく、撮影現場での目撃情報も一切ないため、おそらく『最後のジェダイ』での登場はないのではないかと噂されています。過去にリークされた惑星アク=トゥーでのレン騎士団の情報も、スノークの護衛隊だった可能性も出てきています。

スノーク護衛隊のビジュアルはレン騎士団をレッドにペイントしたような雰囲気で、個人的にはこちらにも大変関心があります。リーク情報によれば、非常に魅力的な外見と武器を装備していて、護衛隊メンバーのアクションシーンもぜひ期待されます。

Source: Wookieepedia