ジョージ・ルーカスによる続三部作のオリジナルプラン、一部が明らかに


もしジョージ・ルーカスが続三部作を指揮していたら一体どんなストーリーだったのか、ファンならやはり気になるかもしれません。最近発売された『The Art of Star Wars: The Last Jedi』にはそのヒントが収録されています。

2013年10月30日にルーカスフィルムはディズニーによって買収されるのですが、事前にジョージ・ルーカスはスター・ウォーズの新三部作に関するアイデアを書き上げています。しかしその後2013年1月24日にJ.J.エイブラムス監督がプロジェクトに参加することになり、ジョージ・ルーカスによるオリジナルのシナリオプランは監督によって退けられます。

ジョージ・ルーカスによるオリジナルのプランについては、結局日の目を見ることはなく今日まで来ているのですが、新たに発売された『The Art of Star Wars: The Last Jedi』にはその一部が披露されています。

ジョージ・ルーカスによる初期の構想

2013年1月16日、『フォースの覚醒』を具体化するための最初のミーティングがルーカスフィルムの本社にて開かれ、その場にジョージ・ルーカスも同席します。そのときに披露されたコンセプトアートは、年をとったルーク・スカイウォーカーがKira(後にレイと改名される)という名の新たな弟子をトレーニングするというシーンを描いたものでした。

またシナリオのアイデアは、帝国が崩壊して30年後、ルークはダークな領域に堕ちてしまい、とある惑星にあるジェダイテンプルに身を隠すというもので、ルークが瞑想し自身の生涯を振り返っているシーンをとらえたコンセプトアートもあります。

©Disney / Lucasfilm

つまりエピソード7の元々プランは、「道を見失ったルーク・スカイウォーカーが、映画の中で起きる出来事を通して自身の在り方を発見し、新たなジェダイを再び育て始める」といったものだったようです。

『The Art of Star Wars: The Last Jedi』はそれらの初期のデザインが収録されており、崩れ落ちた岩山にたたずむルーク、鐘のような形状をした建物など、多数の初期のコンセプトアートを確認することができます。

©Disney / Lucasfilm

©Disney / Lucasfilm

これはルークのテンプルを描いた初期のもので、まだその頃には監督すら決まっていないときだ。ジョージ・ルーカスへのプレゼンテーションの場では、このアートワークも見せた。その後、ダグ・チャンは戻ってきたときにこう言った。「おめでとう、ジェームス。ジョージの”素晴らしい”とのお墨付きを頂いたぞ。

– VFX アートディレクター、James Clyne

ルーカスフィルムのクリエイティブ・ディレクター、ダグ・チャンはこのように付け加える。「プリクエルのことでジョージと7年間仕事をして、彼がどういったものを期待しているかなんとなく分かるようになった。だからジェダイ・テンプルについても、彼はあの鐘の形状をとても気に入っていた。オリジナルのスター・ウォーズ三部作のときのコンセプトアーティスト、ラルフ・マッカリーがあの頃描いたイメージをどことなく連想させるものだ。」

The Art of The Force Awakens

上記の内容は『The Art of Star Wars: The Last Jedi』に収録されているものなのですが、さらに『The Art of The Force Awakens』からもジョージ・ルーカスの初期の構想を読み取ることができます。要約するとだいたい以下のようなシナリオだったようです。

ストーリー概要

帝国の残党、またはギャングが登場する。帝国亡き後、今では多くの惑星が荒くれ者たちに支配されている。ルーク・スカイウォーカーは伝説の存在となっていて、銀河の人々は彼の噂を聞いたことがあったり、一部の者は直接見たこともある。

ヴィランにはジェダイをターゲットとするバウンティハンターがいて、彼らはルーク・スカイウォーカーを標的としている。一方、若い女(レイ)と凄腕パイロット(フィン)もルークの居場所を探し求める。

レイのキャラクターはジャンクをあさるスカベンジャーで、修理したり物をつくることが得意。フィンは若いエースパイロットで、かつてギャングのような悪党団と仕事をしていたことがある。

Source: slashfilm


ジョージ・ルーカスによる続三部作のオリジナルプラン、一部が明らかに」への2件のフィードバック

  1. 実験鼠

    こんばんは。ルーカスの初期設定、なかなか興味深いですね。
    エピソード8を批判している人の多くが、ディズニーが暴走していると思っている節がありますが、ルーカスの初期設定はエピソード8の設定とよく似ていて、決して大きく逸脱しているわけではなさそうな気がします。
    それにルーカスの設定でも、レイとルークは血縁関係なさそうですね。もちろん、詳細は分からないので確かなことは言えませんが。

    それと、ヴィランが弱すぎるというのもEP8の批判の一つとして挙げられていますが、ルーカス設定ではヴィランはバウンティハンターですか? フォース使いですらないということでしょうか? できるものなら、ルーカス版も観てみたいですね。

    返信
    1. SW情報考察(管理人) 投稿作成者

      まああくまで初期の段階なので、仮にジョージ・ルーカスが脚本担当だったとしても、最終的にはかなり変更されていたかもしれませんね。

      数か月前に読んだ記事で、ルーカスフィルムは「ジェダイに関しては今でもジョージ・ルーカスに相談して決めている」と説明してるので、やっぱり完全にルーカスの手を離れたわけではないと思います。例えば『反乱者たち』に出てきたダークセイバー。あの設定はルーカスが決めたことらしいし。

      返信

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