SWのゲームが頓挫した理由、Amy Hennigが語る”ゲーム業界のトレンド”


昨年10月にスター・ウォーズのゲーム(プロジェクト名は”Project Ragtag”)を開発していたVisceral Gamesが閉鎖されることが伝えられたのですが、ゲームディレクターだったエイミー・ヘニグ(Amy Hennig)が最近インタビューに答えています。

エイミー・ヘニグはスタジオ閉鎖に関する具体的な話は避けながらも、ゲーム業界全体の流れが変わりつつあることが語られています。

ゲーム業界のトレンド

今我々は変革のときにいると思う。私たちのスター・ウォーズのプロジェクトに起きたことは突然やってきたわけではない。リニアストーリー・ゲームの終焉だとかなんとか、たくさんのドラマチックな記事がすでに書かれているけど、しかし本当の問題は別にある。開発コストの高騰、そしてゲームプレイの長さ、誠実さ、製作上の価値、追加のゲームモードなど、それらに関するプレイヤーの願望あるいは要望…などなど、私たちが長い間直面してきたものたちだ。それらのプレッシャーが極めて深刻なものとなってしまった。

例えばゲームを1本作ろうとするとき、仮に1億ドルあるいはもっとかかるとする。じゃあ一体どうやってお金を回収しようとする?どうやって利益を出そうとする?

一方、60ドルの価格設定は変えられない。それでいてマネタイゼーション、ルートボックスなどにはたくさんの批判記事が集まってしまう。これが業界のトレンドだ。特に大きなパブリッシャー関してはそうで、高騰している開発コストの問題にもそういったことが求められてしまう。予算は常に右肩上がり、期待も上がり続ける。そんな中、ゲームを作る意味や価値もだんだん失われて始めてきた。

さらにまた別のトレンドもある。多くの人が「なぜストーリーベースのリニアゲームをキャンセルするんだ?求めているものはこういうゲームなのに」と声をあげる。だけどそういう人も別に買う必要はないわけ。オンラインで他の誰かがプレイしているのを見ればいいだけだから。

たしかに今の時代の大作ゲームは求められる基準が高くて、さらに開発コストも莫大なものになっているため、大変だろうなーというのは想像できます。スター・ウォーズの映画ですらも撮影自体は数か月で終わること、一方大作ゲームタイトルは製作に数年かかることを考えると、ゲーム作りはある意味映画・テレビドラマ以上の大規模プロジェクトであることが分かります。

私としては『バトルフロント II』のシングルキャンペーンをとても楽しめたので、一本道のリニアストーリーでも全く構わないと思うのですが、やはりEAの判断としてはオープンワールドのほうがプレイ時間を長く想定できるという判断なのでしょうか。

『Project Ragtag』のストーリーもすでに判明しているのですが、内容自体は非常に面白いため、完成間際でキャンセルされてしまったのは残念です。

キャンセルされたVisceral Gamesの”Project Ragtag”、ストーリーあらすじ

©EA / Visceral Games

Source: Polygon


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