スター・ウォーズの大ヒット、続編製作の権利

スター・ウォーズが大成功したことで、もはや予算のことでルーカスを縛るものはなくなった。低予算の続編の道は捨て、ノベライズもキャンセルした。あとは当初からやりたかったような豪華なストーリーを新しくひねり出すだけだ。

ルーカスはここに新たな可能性を見いだしていた。ここ10年で最もヒットした作品になり、しかもその続編のオーナーシップが完全に自分のもとにあるのだ。この三部作を大きなフランチャイズに変えて、それを元手にかつて夢見たドリームランドを作ることだってできる。映画製作者がみんなで集まって研究したり、一緒に映画をつくったりするためのプライベートな空間を、だ。

これについてはコッポラからインスピレーションを受けていた。ルーカスは自らスター・ウォーズ2の資金を出し、映画に関する全てを管理しようとする。だが、もし2年以内に続編を製作しない場合は、彼のスター・ウォーズ続編に関する権利は切れることになっていた。つまりこれは、スター・ウォーズ公開からわずか半年足らずで、すでに次の製作を始動しなければならないことを意味していたのだ。

プロデューサーのゲイリー・カーツは1999年のインタビューで次のように振り返る。

「スター・ウォーズの撮影の終わり間際だったかな、ラディが映像に目を通すと『もしセットを残したり他の映画のパーツを使ったりして、それで次の映画を作るとしたら、いくらぐらいになるだろう?安上がりになると思うんだが』と言ったんだ。

そんなの絶対無理だとみんな口々に答えたよ。なんせまだ脚本はないし、それを書く時間もない。それにそんなことをしたら全く違うものになってしまう。もし続編をするなら、正しくやらないとダメだ。あの話はすぐに消えていったよ。あのときはとにかく映画を終わらせることだけに注意が向いていたから。

それから映画が公開され、凄くヒットしたことで、また続編の話が舞い戻ってきた。それでどうしたかというとだ…。まず作家を探して、前作でやったときに残された奇妙なアイデアとかそういうのをみせて、あとはその人に良い仕事をしてもらおう、とそういうことになった。

ジョージは元々違うものをたくさん書いていたからね。君らもすでに異なるバージョンの脚本を見たことがあるかもしれないけど。ストーリーはかなりあっちに行ったりこっちに行ったりしていたから、続編をつくるのはそれほど難しくなかったよ。でも、Foxはいますぐやってほしいことが分かってね…。まあでも、小道具とかセットのパーツとかデザインはたくさん保存していたし、それをあと二作品に使えるだろうと思った」

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