1977年5月25日、スター・ウォーズがついに公開

日付は5月25日を迎える。その夜、ごく限られた映画館でとあるサイエンスフィクション映画が封切られた。スター・ウォーズがついにデビューを飾ったのだ。映画に関わったもの全員が驚いたことだろう、この映画は前代未聞の大ヒット作となった。

ルーカスは1977年5月25日の出来事を次のように振り返っている。

「リリースされた日、私は映画の海外版のためにサウンドをミックスしていたんだ。真剣に、それこそ誠意をもってずっと作業にあたっていたから、映画があの日にリリースされるなんてすっかり忘れていた。妻も夜に同じ場所でニューヨーク・ニューヨークのミックスをしていたね。私たちは一日中ミクシングしてたんだよ。

6時になって、彼女が夜のシフトのためにやって来て、私は代わりに昼のシフトが終わりになった。それで私たちがチャイニーズシアターの通りを渡ると…角のところになにやら長い行列があることに気付いた。『あれはなんだ?』と私は言ったよ。完全に忘れていたし、そんなこと全く信じられないからね。作業が終わり次第すぐにバケーションに行く計画をしてたのだけど、そうして良かったと思うよ。あの後に起こったことを考えると、あんな狂った場所にいたくないからね」

映画が封切られた直後、映画監督ジェレミー・ケイガンの自宅。ここに怒り心頭のハリソン・フォードが飛び込んでくる。髪はボサボサで、シャツは半分に破れていた。「おい、ハリソン。いったい何があった?」「アルバムを買いにタワーレコードに行ったら、あいつら俺に飛び掛かってきやがった」

スター・ウォーズはいわば映画版ビートルズマニアのように制御不能な現象となった。映画に関わった全員が突如セレブレティ扱いで、子供たちがILMのモデル製作者にまでサインを求めるほどだった。ましてや主演俳優など、ひとたび通りに出ればたちまち人だかりとなった。

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