続編はジェームズ・ボンドのスペースオペラ

アドベンチャーの可能性は無限大だった。

これをフランチャイズに仕立て上げ、あとは毎回新しい監督を招き、彼らが思うそれぞれのスター・ウォーズをやらせることだってできる。そう、これはまるでジェームズ・ボンドのスペースオペラ版だ。

それぞれの映画は一作目のようにスタンドアロンに近いタイプでもいい。ラストは毎回クリフハンガーの終わり方だ。それがやがてシリーズ全体を貫くテーマやストーリーラインを生み出すかもしれない。エピソードものの連続映画、あるいはサイドキャラクターに迫ったり、別の時代設定にしてもいい。

ルーカスが当初思い描いていたものはせいぜい映画三作だった。だが、スター・ウォーズがヒットしたことで、彼のプランは広がりをみせていく。

プロデューサーのゲイリー・カーツは1977年のテレビ番組で次のように語っている。

「スター・ウォーズの続編については色んな事が噂されているね。今我々はストーリーに取り組んでいて、おそらく映画一作か二作分になるだろうと思われる。同じキャラクターは登場するが、これは直接の続編というよりはむしろ別のアドベンチャーと呼ぶべきかもしれない」

マーク・ハミルも、サイエンスフィクションマガジン誌1978年6月号の中で同じ話をしている。

「彼らはいつもジェームズ・ボンドっぽいシリーズをやりたがっていたよ。ジョージが作った世界観を使い、キャラクターはその中で何でもできるように自由にしたかったんだ。続編では新しいキャラクターを入れたいらしい。一作目の物語に直接結びつくものではないだろうね。これはアドベンチャーシリーズものになるよ」

現在、スター・ウォーズにまつわる話として“綿密に計画され、それが六章に分けられた”といった見方が存在するが、元々シリーズはそのように計画されていたわけではない。むしろ“今週の冒険”形式のそれぞれ違う映画、それこそ時代設定もバラバラのノンリニアタイプのものになるはずだった。

アラン・アーノルドは1978年にこう話している。

「ゲイリー・カーツはスター・ウォーズ2をサーガの新チャプターと表現していた。続編とは誰も思っていなかったんだよ。理由はシンプル。そもそもジョージ・ルーカスのストーリーは時系列ごとのシークエンスではなかったからね」

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