小説『Shadow of the Sith』カバーアートと一部抜粋が公開!あらすじ要約

今年のスターウォーズ小説のラインナップの中でも最も注目されている本作。カバーアートと共に一部抜粋も披露されたので、さっそく読んでみた。

ルークとランドの冒険談を描く小説『Star Wars: Shadow of the Sith』(6月28日発売)。タイムラインとしてはEP6とEP7の間のどこかの地点になるのだが、やはり予想通り、EP7に結構近めの“ニューリパブリック時代後期”となるようだ。

公式記事によれば、ルークはダークダイドのビジョンに度々襲われていて、銀河のどこか暗い世界でなにやら邪悪な存在が強まりつつあるのをすでに察知している。そこにランドがシスの脅威に関する知らせをもってやって来る──というストーリーだ。

そして、今作品では『スカイウォーカーの夜明け』にもチラッと出ていた“シスの殺し屋”オーチ・ベストゥーンも再登場。やはりエクセゴルをめぐる争いがキーテーマとなるのだろう。

たしかTROSのビジュアルディクショナリーが出典だと思うのだが、どうやらオーチはカンティーナで色々と言いふらしており、それがランドの耳にも入った…というのがルークとランドによるエクセゴル捜索の始まりだったらしい。このエピソードを描くのかもしれない。

© Lucasfilm Ltd.

それにしてもカバーアートにいる謎のダークサイドが気になるところだが、公式情報は「完全な新キャラ」と説明。オーチとは別人のようだ。自分としては、一部抜粋を読んで上での感想は…これもしかしてスノークなのか!?なんて思ったりもしたのだが。まあ分からん。

あともうひとつ、今回の抜粋に出てくる亡霊(Wraith)なのだけど、これを聞いて一番最初に頭に浮かんだのが『The Art of Star Wars: The Last Jedi』に収録されていたシス・ゴーストのコンセプトアートだ。結構、ニュアンス的には近い気がする。あの話をこちらに持ってきたのだろうか。

他にも気になる要素としては、

  • ジェダイマスターとしてのルーク
  • 弟子時代のベン・ソロ
  • 新生ジェダイ・オーダー
  • レイの両親
  • ランドの娘

などなど、結構楽しみなことが多い。

以下、公開された抜粋のあらすじというか印象的だった箇所をダラダラ書いていく。

※小説のネタバレを含みます

あらすじ

ルークは強まりつつあるダークサイドの影に脅威を感じ、惑星タイソンにある“シーイング・ストーン”を使用する。これまでも数年にわたりこの星を研究してきたが、実際にシーイング・ストーンを使ったのはこれが初めてだった。

気が付くと別世界に立っていた。暗く荒涼とした、それでいて、太陽もないのに妙に明るい大地。彼は瞬時にしてそこがどこなのかを把握する。最近、幾度となく体験してきた悪夢のようなビジョン。それがこの場所だった。

エクセゴル。古代の言葉でのみ伝えられてきた隠されたシスの星。ウェイファインダーをもってのみ到達可能な聖域。

このときルークはホロクロンとカイバークリスタルを手にしていた。それが影響したのだろうか?ふたつのシスのパワーが重なり合い、ウェイファインダーの働きをもたらしたのか。かつての持ち主もエクセゴルに行こうとしていたのだろうか──。

いずれにせよ、フォースとコミュニケーションを取る目的でシーイング・ストーンを使用したのは、これが初めてだった。結果、ルークは瞬時にしてエクセゴルへとテレポートしてしまう。

ルークはふと思う。「ん、これどうやってタイソンに戻るんだ?」

このときだった。背後からなにかが斬りかかる。ルークは本能的にそれをかわす。誰かの足音と、自分の横を通り過ぎる気配。辺りを見回すがここにいるのは自分だけだ…。再度身をかがみ、そこにブンッという音と共になにかが空を切る。

足元を見ると、乾いた大地にはルークの足跡ともうひとつ、人の足跡とは違う“なにかを引きずるような”ふたつの線が残されている。おかしい、ここにいるのは自分だけのはずだ。

稲妻の光で一瞬、辺りの景色が鮮明になる。ここでルークは遠くにある人影に気付く。距離にして100メートルくらいだろうか。誰かいる。だがそれはすぐに消え、見えなくなってしまう。

「そこに誰かいるのか」とルークは言うが、そんなこと聞いてどうなると、自分でも少しあきれかえっていた。

徐々に大きくなっていく足音。ライトセーバーを抜き、防御の構えを取るルーク。

彼は亡霊に取り囲まれていた。しかも9体同時に。長身で、痩せたその身体は湾曲している。それぞれの亡霊が一糸乱れぬ動きで同時にライトセーバーを抜く。

シスの世界にうっかり迷い込んだ、招かれざる客ジェダイ。この場所を知った以上、絶対に生きて帰す気はないようだ。圧倒的なアウェーの地。ルークは気持ちを落ち着かせ、きたる攻撃に備える。

相手の攻撃をかわしたり、ブロックしたりするのだが、面倒なことにこちらの攻撃は実体のない敵の身体を通り抜けるだけで、一切効かない。雷がピカっと光ったときだけ、しばしの間、姿が鮮明化するダークサイドの亡霊たち。やっかいな連中だ。

やがてルークの目の前は赤く染まり、視界が遮られていく。まあいい、目など必要ない。

“I am one with the Force, and the Force is with me.”

ってな呪文を唱え、フォースの力を借りようとする。

ルークは完璧なパリイを炸裂させるのだが、やはり亡霊の身体に対しては空を切るのみだ。

ここでルークはあることに気付く。あれ、こいつらフォースがないぞ…。おかしいなあ、万物に貫いていると言ってなかったっけ?そう教わったのだが。

さすがのルークもこんな連中を目にしたのは初めてだ。で、あれやこれやと色々格闘するのだが、結局らちもあかず、いよいよ「これヤバいかも…」と思い始める。たしかに9対1だし、これは無理。ルーク、お前はもう終わりだ、観念しろ。

…と諦めかけたそのとき、そこに新たな光が割って入る。亡霊の白いブレードでもない、ルークの緑のブレードでもない、青白い新たな光。それがなめらかな動きで亡霊たちを弾き、押しのける。手にはライトセーバーが握られている。

ルークはあまりの出来事に思わず尻もちをつく。目の前で繰り広げられる驚きの光景。それをただ見つめていた。

男はローブを深く被り、その顔を確認することはできない。

「ベン?」

いや、ベンではない。このローブ、この男性の姿かたちは…。

青白い光はそのライトセーバーを高く掲げる。これに強く反応したのが亡霊たちだった。叫び声を上げながら、散り散りに去っていく。

この光景は現実なのか?青白い人物の周りを取り巻く、強力なフォース。それがあまりに強く響いていたせいだ、ルークはこの人物を直視することさえ難しかった。

亡霊は逃げ、そのまま姿を消す。砂埃だけを残して、跡形もなく消え失せる。後にはただ死の風が吹くのみだ。

ルークは目の前で起きたことが信じられない。「ウソだ。ありえない」

青白い姿はフードを下ろし、露わになる若い男性の顔。

アナキン・スカイウォーカーが手を差し出す。その手を取るルーク。そして世界の全てが白に包まれる。

Source: starwars.com

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