ハイ・リパブリック小説『The Rising Storm』を読んだ

ちょうど読み終えたばかり。

感想というわけではないが色々思ったことを書き残しておく。

とその前に、ハイ・リパブリック小説の邦訳版が発表されている。アダルトノベル『ジェダイの光』(原題: Light of the Jedi)が今秋発売となるようだ。自分はあの作品で一気にハイ・リパブリックの世界に引き込まれ、続編『The Rising Storm』をずっと心待ちにしていた。それくらい良い小説だった。

やはりアダルトノベルにてメインストーリーは進行していくのだろう。ナイルの脅威、マーキオン・ローの策略とそれにまつわる謎、ジェダイの奮闘。それらは今回も目白押しだった。

読み終えた今の感じとしては…

三人組

自分が注目していたのがエヴァー・クリス、エルザー・マン、ステラン・ジオスの幼馴染トリオだ。この三人はまさにハイ・リパブリックにおける主人公の立ち位置ともいえるだろう。

いやーそれにしても今作はエルザーとステランの“ブロマンス”が所狭しと並んでいた。だいたい予想は付いていたけど想像以上に楽しめた。ステランお前ホント良い奴やな。男と男の友情バンザイ。

それとは対照的にエヴァは全くと言っていいほど登場しなかった。読んでいてどうもしっくりこないというかテンションが低かったのはこのせいだろう(笑)これが少し残念。とはいえ、エルザー・マンの回想シーンで爆弾投下があったけどね。やっぱりお前らデキてたんやな。まあそういうのは別の機会に話すことにする。

ラストシーン

それはともかく、一部で話題となっていたラストシーンについてだ。いや実はね、ネタバレを避けるために離れていたのだけど、小説の終わりがかなり「エモーショナルに揺さぶられる」「これで終わり?」みたいなものだというのは噂では聞いていたこともあり、気持ち的にはある程度は準備が出来ていた。というか意識はかなりそちらに向いていたと思う。正直自分としては最後のほうは「死ぬのは誰だ」と死に待ち状態で読んでいた。

物語には登場人物の犠牲は付き物だ。“どこで”“どうやって”の違いはあるとはいえ、やっていることはどの作品でも同じだろう。それをもっともらしく提示できるかどうかだけの話なのだ。では本作『The Rising Storm』ではどうか。率直な感想としては「なるほど、そう来たかー」と新鮮な気持ちだ。

© Lucasfilm Ltd.

結局“ジェダイの犠牲”といっても、やられ方の違いはあれどやってることはたいてい同じだからね。自分的には一番綺麗かつ斬新だったのはTLJのルークだとすれば、今作の“やられっぷり”はまさにその真逆だろう。どうなるか結末はだいたい目に見えていた。しかし、いざ結果を提示されてみると少しうなってしまった。残酷だが、絵的には新しいのは事実だ。映画でもアニメでもない、アダルトノベルだからこそやれたことかもしれない。

前作でも思ったのだが、結構“犠牲”が提示されるんだよね。ハイ・リパブリックではスターウォーズによくある弟子と師の別れだけではなく、気心の知れた仲間同士でも唐突に別れが訪れるのだ。これが頭にあるからだろう。前回はエルザーとエヴァに感情移入し、今回はそれにステラン・ジオスも加わったこともあり、あとはこのトリオのうち誰が先に旅立つか…とこんな負のシナリオも考えてしまった。

今作のラスト付近で「これもしかしてステランが死ぬのか!?」とそこだけはヤキモキしたのは事実だ。まあ生き残ってくれてなによりだ。この死に方を見せられるとさすがに…ね。もしステランに同じことが起こったら俺もこんなふうに書けてない思う。

マーキオン・ロー

マーキオン・ローの存在が今回も光った。ハイ・リパブリックのヴィランはフォースのダークサイドでもない、かといってスローンのように“なんでもお見通し”の万能感あふれるキャラでもない。一言でいえば、ちょっとずる賢い奴が常にギリギリのところで綱渡りをしている、という感じなのだ。しかし、いやはやこれがなかなか面白い。マーキオンの悪だくみが色々進行するのかと思いきや、結構あっさりと思惑が外れたり、それでもしぶとく粘り、最後にはまた別の手を繰り出すのだ。

前作で明らかとなったマリ・サン・テッカについては、特に掘り下げることはなくこのまま終わるのだろうか?正直予想とは全く違ったけど、これはこれでアリかな。変に色気を出して「最強のダークサイド登場!」みたいな方向に走らなくて良かったと思う。

© Lucasfilm Ltd.

それにしても前作にてエルザー・マンが見たダークビジョンがこのように展開していくとは予想していなかった。ナイルはいってみればただの海賊だし、植物生物ドレンギアも脅威としては少しパンチが足りないかなーとは思っていたんだよね。マーキオンが闇のレリック/アーティファクトを繰り出してくるのはなかなかユニークな試みだ。これに対してハイ・リパブリックのジェダイたちはどのようにして立ち向かうのか。

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