ルークとレイが見た“闇の未来”

ある日、悪夢をみる。やがて訪れるであろう悲劇を暗示していた。

いや、暗示ではない。ジェダイにとっては、それは起こりうる未来としてたしかに“感じる”のだ。この恐怖に包まれたとき、はたしてジェダイは正しい選択ができるのか?これはスターウォーズにおける大きなテーマだ。

アナキン・スカイウォーカーはそれに惑わされ、たちまち穴の底へと転げ落ちていった。愛ゆえの悲劇だ。その裏にはそれを巧みに利用するダークサイドの企みがあった。闇は常に影から獲物を狙う。人の恐怖に付け込み、網を張り、気付いたときにはすでに遅しとばかりに畳みかけるのだ。

ルーク・スカイウォーカーにもこの試練が訪れた。甥であり愛弟子のベン・ソロに異変を感じ、ある夜、意を決し彼の心を内を探ろうとする。そこでベンの中にすでに闇が巣くっているのを知る。ルークはこれから起こるであろう悲劇を体験する。このまま行けば、自分が愛する者たちが次々と犠牲になる…。気付けば、その手にはライトセーバーがあった。悲劇的な未来と、それを防ぐことができる力。ふたつの選択肢がルーク・スカイウォーカーの手にある。このとき彼はいったいどうしたのか?そう、彼はすぐさま恥と後悔の念に襲われるのだ。ルーク・スカイウォーカーは闇を打ち払った。ダークサイドの試練に耐えたのだ。しかし、たった一瞬みせた隙が別の不幸の始まりとなる。

© Lucasfilm Ltd.

ベン・ソロは闇に堕ちた。愛する弟子たちもこの世を去った。師の生存を知ったベンはきっと息の根を止めにくるだろう。自分がこのままここにいては、さらなる悲劇が生まれるだけだ。ベンがこれ以上を罪を重ねてはいけない。ソロ夫妻にこれ以上不幸を背負わせたくない。全ての責任は自分にある。ルーク・スカイウォーカーはジェダイの始まりの地へと姿を消した。決して誰にもたどり着けない、伝説の星だった。

一方、新たなヒーローであるレイにも闇の試練が訪れる。かつてルーク・スカイウォーカーとレイアが修行したエイジャン・クロスの森。ここでレイはダークサイドのビジョンに襲われるのだ。闇の未来を暗示していた。自分の本当の姿は何なのだろう?このまま先へ進んでもいいのだろうか?彼女は師レイアにも恐怖を打ち明けられずにいた。周囲の期待を一身に受けるレイだが、心の内では不安でいっぱいだった。彼女の心はかき乱されていた。

最期の瞬間、レイアは命を賭してベンに呼びかけた。それでも母は息子を許したのだ。…またしてもレイは独りぼっちになった。レイはベンが憎かった。自分には何もなかった。でも、あなたは違う。それなのに…。なぜ親を捨てたの?どうして父を殺したの?…気付けば自分の手には闇のライトセーバーが握られていた。ああ、なんということだろう。このまま先へ進めば、自分もきっと同じようになる。レイの恐怖は自分だった。レイは自分自身に恐れを抱く。こうしてオクトーへと逃げ去っていく。闇の手先になるくらいなら、死んだほうがマシだ。かつてルーク・スカイウォーカーがそうしたように、このままこの島で朽ち果てていくつもりだった。レイも闇の試練に耐えたのだ。

アナキン・スカイウォーカーとベン・ソロ。光から生まれ、闇へと堕ちた選ばれしジェダイ。ルーク・スカイウォーカーとレイ。闇の出自に逆らい、正義の道を選んだジェダイ。彼らの運命はやがてひとつの点で交わることになる。銀河を影から操り、闇の支配を生み出した人物 ─ シスの暗黒卿ダース・シディアスだ。

ディズニーデラックス

5ブランドが揃う唯一のディズニー公式サービス「 Disney+ (ディズニープラス)」。スター・ウォーズ、ディズニー、ピクサー、マーベル、ナショナル ジオグラフィックの映画やデジタルコンテンツをまとめて楽しめる!