『ハイ・リパブリック』マーキオン・ローとサン・テッカ一族の秘密

小説『Light of the Jedi』におけるテーマのひとつとなるのがハイパースペースだ。この話に「サン・テッカ一族の秘密」が大きく関係してくる。

『ハイ・リパブリック』シリーズの冒頭、ハイパーレーンを走行中の貨物船レガシーランに想定外の出来事が起きる。これが“大災害”と呼ばれる事態に発展するのだ。黄金期のジェダイ戦士の活躍により最悪の事態はなんとか避けられたが、それでもまだ大きな疑問が残されていた。

「いったいなぜこんなことが起きたのか?」「ハイパーレーンに障害物?そんなこと可能なのか?」

まだまだ不確定要素の多いハイパースペース。それにまつわる謎が焦点となる。ジェダイと共和国は難題にぶつかり、そのとき助けを求めたのがサン・テッカ一族(※)だった。

※『フォースの覚醒』に登場したロア・サン・テッカはサン・テッカ一族の末裔。

サン・テッカ一族

かつては単なる“ハイパースペース探検家”にすぎない無名の一家だったサン・テッカ。やがてハイパースペースの研究とレーン拡充における分野で大きな貢献を果たし、巨万の富を得る。こうして一躍、銀河有数の名家へと成り上がったのだ。

銀河で最もハイパースペースに詳しいとされるサン・テッカ一族。レガシーランの謎を解く手がかりはサン・テッカの知識にかかっていた。

ジェダイの調査隊はサン・テッカに協力を依頼し、面会の場が実現する。快く協力を申し出てくれたサン・テッカだが、同時にジェダイは彼らの“嘘”を感じ取っていた。いったいサン・テッカは何を隠しているのか…。この秘密が物語に深く関わってくる。

© Lucasfilm Ltd.

一族が飛躍を遂げた裏には何があったのか。これにはある少女の誕生にまで話がさかのぼる。

その少女の名は「マリ・サン・テッカ」(Mari San Tekka)。100年以上前、一族に誕生した娘だ。幼少期に力が覚醒したマリは、その後は家族と共に銀河を旅し、ハイパーレーンの拡張に大いに貢献する。

なぜサン・テッカ一族はチャートもない危険な宇宙で生き残ることができたのか。歴史に名を残すことなく散っていった有象無象の“ハイパースペース探検家”たちと、サン・テッカ一族の違いはどこにあるのか。野心溢れる冒険家たちにとっては大いなる疑問だろう。

その答えはズバリ、 マリ・サン・テッカの存在だった。

一族には独自のノウハウや知恵があったわけでも、はたまた強運があったわけでもない。謎の力をもつマリのおかげで一族は数々の危険なレーンから生還し、そこから巨万の富を得てきた。一族の名声は全てマリひとりの力で築き上げたものともいえる。

しかし、この成功も長くは続かなかった。ある日、マリは家族の前からこつぜんと姿を消したのだ。“力”を失ったサン・テッカ一族。そのとき彼らに残されたのは、マリがすでに開拓したレーンのデータだけだった。その後はいわばそれまで築き上げた貯金だけで名声を維持している状態ともいえる。現在はテクノロジーに依存した安全な企業経営をおこなっている。

一族の飛躍の影に隠された少女。これがサン・テッカ一族がひた隠しにしてきた過去だ。

ロー一家

一方、“ナイルの目”として海賊たちに道を授ける「マーキオン・ロー」(Marchion Ro)。敵勢力におけるキーパーソンといえる人物だ。マーキオンは先代アスガー・ローが築いたシステムを継承し、父に代わるナイルの目として今でも影響力を保持し続けていた。

ナイルにとってはマーキオンから貰う独自のハイパースペース航路が力の源であり、これこそがアウターリムに数多く存在する海賊との大きな違いだ。つまり、マーキオン・ローの存在自体がナイルにとってのアドバンテージなのだ。

とはいえ、実はマーキオンもナイルには明かすことのできない複雑な事情を抱えていた。そしてこのマーキオンの秘密がサン・テッカ一族の過去と密接に関わってくる。

そう、マリ・サン・テッカだ。

遠い遥か昔、一族から姿を消したはずのマリだが、実は人知れずローの船に囚われていたのだ。人の寿命をとっくに過ぎ、それでも薬漬けの状態で幽閉され続けている、哀れな老婆マリ・サン・テッカ。時間の間隔はとうの昔になくなり、ときには自分がまだ子供でローを父親と思い込むほどだ。精神は崩壊し、錯乱状態にある。

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しかし、マリの力は健在だった。彼女の類まれな能力と、それを巧みに利用するマーキオン・ロー。共和国は混乱の渦に巻き込まれ、黄金期のジェダイすらもまさかの敗北を期すことになる。

いつ消えてもおかしくないマリの命。第二第三の策を講じるマーキオン・ロー。そして、その脅威にまだ気付いていないジェダイ・オーダーと共和国…。

はたしてこれらの要素がどう展開していくのか。今後のハイ・リパブリックシリーズにおける大きな焦点となるだろう。

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