昨日書いた『Star Wars: Fascinating Facts』の続き。
パブロ・ヒダルゴは他にもレイにまつわる裏話を披露しています。やはり「ジェダイナイトになる少女の物語」というのはルーカス案からも変わらぬ一貫したテーマだったようです。
以下、本からの抜粋。
【レイ】
アイデアから映画完成版までにいたる『フォースの覚醒』の長い旅は進化に満ちている。だが、始まりからずっと変わらないものがひとつある。それはジェダイ・ナイトになろうとする若い女性の探究だ。
ジョージ・ルーカスによるオリジナルのアウトラインでは、彼女はタリン(Taryn)という名の14歳の少女だった。彼は試行錯誤を繰り返し、ときにはティア(Thea)、そして信じられないかもしれないがウィンキー(Winkie)だったときもある。
脚本兼監督のJ.J.エイブラムスが参加したことで、名前はいったん仮のモノに置き換えられる。カイロ・レンはジェダイキラー、ティアはサリー、フィンはハリー、後にポーになるキャラクターはジョン・ドゥ、という具合にだ。映画の製作が近づいた頃、サリーはキラ(Kira)となり、それからエコー、そしてついにレイになった。
And things get crazier: in George's original outline, Rey was a 14 year old girl named Taryn. In later iterations, he changed her name briefly to Thea and also to, I swear, Winkie. J.J. gave her the codename Sally, then she was Kira, Echo, and finally Rey. pic.twitter.com/1Mc1uUebxw
— Andrew (@Oozer) October 13, 2020
製作初期の頃はレイは14歳の少女だったのかー。こういうのはやっぱり脚本が出来上がっていく過程でキャラクターのプロファイルが固まったり、ストーリー上の要請からもヒーロー/ヒロインの年齢を変えたりするものなのだろう。
初代スターウォーズも最初は少女と老人の物語だったし、『ファントムメナス』のときも当初アナキンの年齢は12歳だった。
ところでルーカスフィルムは「キラ」という名前がお気に入りなんやね(笑)『ソロ』のヒロインにはわざわざ「Qi’ra」(キーラ)と謎スペルでプッシュしてくるくらいだし。よほど気に入ったのだろう。たしかにシンプルでかっこいいし、ここ一番の場面で使いたくなるのはなんとなく分かる。
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個人的にルーカスにシークエルのことで聴いてみたいのは、このコンセプトを通して何を描きたかったのか、ということですね
シスの復讐で一時的にSWが完結したときに「SWはアナキンの贖罪の物語だった。だから7〜9はない」とルーカスは言っていました。
そのアナキンの生まれてから死ぬまでというサーガの円環構造に、自らこのシチュエーションのストーリーを付け加えようとした意図が知りたいです
まあルーカスって時代によって言うことコロコロ変わってるから(笑)でも「SWは子供のための映画」とこの点に関してはずっと一貫してるんですよ。最後のトリロジーのテーマが次世代にトーチをつなぐものだったというのは凄く納得できます。
確かにフィローニも最近「SWの根幹は子供のための冒険活劇であってこれを変えてしまうのは作品の愛ではなく自己愛」というようなことを言っていましたね
ライアンも「SWは大人になりきれてない人が冒険を通して成長し、自分の居場所を発見する物語」と言っていました。
結局いちばん重要なのはジョーゼフキャンベルが語った「神話は(精神的)子供への教訓」みたいな神話の機能論ってことなんでしょうね
なるほどー。
思えば2012年にこの話を書いて、その翌年に69歳にして初めて実子、しかも女の子を授かるという奇跡的なことが起きてるんですよね。ルーカスにとってルークは自己投影した存在だし、それだけに運命めいたものを感じる。
あぁ初の実子って2013年に生まれたんですか
ルークってもともとも自己投影したキャラだったけど、やっぱり新しい奥さんとの関係性が大きなインスピレーションを与えたんでしょうね
私もSWはEP6迄で良かったと思います。スカイウォーカーサーガのハズが、全然関係無い女の子が主人公。はっきり言って7~9は超つまりませんでした。
ワガママ王女レイアは将軍(笑)ヨイショ過ぎ‼️ルークは寝首をかく卑怯者に成り下がってるし、失望させられてばかりでした。女子が主人公じゃSWという気がしません。アナキンが全ての源のハズなのに、彼の名が全く出て来ない…。この最終三部作は観る気もしませんでした。
別に無理して観る必要ないのに。ストーリーグループの人も言ってるように、なんなら自分が好きな作品だけを正史と思っても問題ない。
自分はシークエル好きですよ。
最新の技術と古い技術を合わせて、SWを今作ったらこんな絵になるんだというのを見せてもらえたのが嬉しかったです。
アダム・ドライバーとデイジー・リドリーがSW世界にいるだけで、なんか絵になるんですよね。
思い返せばダース・ベイダーがいない(シリーズな)のになかなかでしたよ。
EP4リアル世代さん、どうもです。
シークエルって新旧が上手く融合してましたよね。レイとカイロ・レンはとても良かった!俺も今ではスターウォーズと聞くとあのふたりが真っ先に浮かぶようになりました。