ここがヘンだよ『マンダロリアン』 ─ シーズン1で気になったこと

気が付いたら『マンダロリアン』シーズン2が明日に迫ってた。

そういえば、まだシーズン1の感想すら書いてなかったんだよなー。というわけで今日はレビューというわけではないけど、気になった箇所を吐き出して、シーズン2が始まる前にスッキリしておこうと思う。

まだギリギリセーフかな?いやアウトか(笑)一年前のシリーズやし。

正直言ってさー、俺はマンダロリアンがつまらないと感じたんだよね。そのせいもあるのか、なぜか観ていて悪いところばかりに目が行ってしまった。まあ俺も1話、2話、6話は好きなのだけどね。それ以外は…という感じ。

でも、今日はあまり根掘り葉掘り詳しく突っつくようなことをするつもりはない。あくまで気になった中でも重要そうな箇所だけをピックアップするだけだ。

だって明日から新シーズン始まるしな!

以下、気になったところを色々挙げていきます。

演出

全体的に演出というか話の筋が弱いなーと感じた。集中力切れるレベルで頭にはてなマークが浮かんだシーンもあった。例えば最終話の展開もそう。

モフさんはベビーヨーダを生きて捕獲したいんだよね?じゃあなんで一斉掃射みたいな危ないことしたんやろう?しかもいきなりぶっ放して味方やられてるし。というかIG-11はなぜあそこにわざわざ戻った(笑)ナースドロイドだからベビーヨーダの安全が最優先じゃなかったっけ?

なんつうかさー、

ギデオンはそこにベビーヨーダがいると思ってるのに一斉射撃 → マンドーが通信したせいであいつが死んで、ベビーヨーダが捕まる → ギデオンはその事実を知らないから考える猶予を与える → なのにIG-11がベビーヨーダを連れてノコノコ現れる

あのくだりが観ててアホらしい。

あーそうそう、演出と言えば他にも気になった箇所があって、

  • 3話: 夕陽のガンマンというよりジョン・ウィックやな
  • 4話: 「掟があるから素顔を晒せない」と言った直後にヘルメットなしで窓際に立つ
  • 5話、7話: 棒立ちのタスケンレイダーとストームトルーパー。プリクエルもここまで酷くなかったと思う
  • 8話: 洞窟出口に密集するストームトルーパーのシュールな絵面。子供のサッカーじゃあるまいし
  • 8話: 重症負って、マスクを外すシーン。感傷的な場面なのだけど、2分後には普通にスタスタ歩いてるから台無し

他にもあったと思うけど、もういいや。

なんかーこう、映画のクオリティを期待していると肩透かしを食らうね。

トラッキングFOB

多分、俺が一番違和感あったのはこれかも。この「トラッキングFOB」周りのプロットがどうしても引っかかってしまった。

これさー、帝国残党は自分たちでベビーヨーダを捕まえに行けばよかっただけなんじゃないの?

俺も最初は、残党だからあいつらも隠れてて派手なことは出来ないんやろうなーとは思ったのだけど、最終的に街ひとつ制圧する始末だし。これアウターリムの話だし、どうせ人目を気にしないなら、最初から依頼する必要もなかったんじゃないだろうか。

あとさー、第一話でベビーヨーダを捕まえていたニクト軍団。これって状況的にはマンドーと同じ…?あいつらもしかして良い奴らだった?帝国の残党から保護してたとか?まあ分からんけど。

俺はこの辺にどうしても感情移入できなかった。

シリーズ最大のテーマが「ベビーヨーダの保護」なのは間違いない。そして、それを追っているのが帝国残党だ。言ってみれば、今作の脅威はギデオンとそれに従う兵士たちとなる。

じゃあさー、ズバリ!ベビーヨーダは新共和国陣営に預ければいいんじゃないの?というかさー、帝国残党って要するにアルゼンチンに逃げたナチス幹部みたいな感じやろ?当然こいつらにも賞金かかってるだろうし、突き出せば万事解決すると思うんやけど。

マンドーって賞金稼ぎやろ!「あいつらここにいますよー」と電話するだけで一件落着だよ。

というか、バウンティーハンターギルドの本拠地に帝国の残党がいて、しかも秘密主義のマンダロリアン一派も地下に潜んでいるっていうのがね。スッゴイ狭い銀河。多分、残党もマンダロリアンの存在もお互い街の全員に筒抜けやったと思うわ。

子連れ狼

マンドーとチャイルドが一緒にいる理由が弱いと感じた。

例えば元祖『子連れ狼』のほうは父と息子、親子ふたりの旅路だった(まあ俺も観たことはないけど)。で、他の似たテーマの作品では、敵が政府だったり、文明が滅びた状態だから主人公が助けるしかないとか、そんな感じなわけよ。

それらの作品では「主人公が子供を助ける理由」、言い換えると「それをするのが主人公じゃなければいけない事情」は明確に設定されていた。でも『マンダロリアン』では…?

スターウォーズの世界でいうと、つい数年前まで自由のためにシビルウォーしていて、それに勝った側が新共和国にいるわけだ。言ってみれば絶対正義な存在やろ。なんでそれに頼らないのだろう?レイアもモンモスマもそのために戦っていたはずなのに。どうせ敵は帝国残党なんだし、そいつらがチャイルドを追ってるなら話は簡単だと思うのだけど。

断言できるわ、新共和国に預けられたら帝国の残党ごときが手出しできないって。ベビーヨーダの故郷を探すにしても、そちらのネットワーク使った方が早いし、逆にそっちがダメならマンドーも無理やと思うけど。

これ多分さー、シーズン2もシーズン3も同じように「チャイルドを救う」がメインプロットになると予想している。だからそれだけに…ね。知らん男が初対面の子供連れまわすより、そっちのほうがよっぽど健全だと思うんだがなー。

義賊

あのマンダロリアン一派が「義賊」のように描かれていたのだけど、あいつらはシビル・ウォー時代はどこにいたのだろう?それこそ反乱軍は自由と正義のために帝国と戦っていたのだけどね。

マンドーのグループは帝国を敵視してるくせに、戦争中は何もせずに隠れてただけ?孤児に肩入れする辺り、プロファイル的には反乱軍側の連中だと思うのだけど。

結局さー、マンダロリアンってオリジナルトリロジーに全く出てこなかった奴らなんだよ。やはりそこに帰結してしまう気がする。だから、話を広げてダイナミックに展開すればするほど、旧三部作との齟齬が生まれてしまうのだろう。特に今作はEP6の5年後だけに余計にそうかもしれない。

あーそうそう、齟齬といえば他にも例えば、

ベビーヨーダが50歳ということは、こんな強力なフォースユーザーがオリジナルトリロジーはおろか、プリクエルのときもずーーっとどこかに存在してたのか!?旧三部作の話の根幹は「ルークが唯一のフォースの使い手」とこの点にあったから、どうしても釈然としない感じが残る。

あと、マンドーはフォースを知らないみたいだけど、その割にはタトゥイーンにひょっこり立ち寄る始末だし。お前、ルーク・スカイウォーカー伝説のひとつも聞いたことないんかい??

うーん、分からん。

マンド一派

マンドーのグループは地下に隠れていたのだけど、そこに疑問を感じてしまった。

だってさー、銀河で一番有名な賞金稼ぎだったボバ・フェットが、堂々とマンダロリアンスーツ着て活動していたわけだろ。しかもクライアントは帝国、と。

で、シリーズの舞台は帝国崩壊後の銀河なんだよね。なんかマンダロリアンが迫害されてるみたいに描かれてたけど、これってどうなの…?いやむしろ帝国の残党のほうが追われてる立場やろ(笑)

しかも、これまで聞いたこともない「マスク外すのはご法度」ルールが導入されてるし。あれなかったらマスク外せるし、誰にも気付かれないのに…と思ってしまった。

最後に

少しだけのつもりが書いてたら長くなってきたな。疲れてきたからこの辺で。他にも気になったところが色々あったと思うんだが、もう忘れたしいいや(笑)

最後に良いことも書いておくと、マンダロリアンはやっぱり見た目がカッコイイな。静止画像で見てるだけでもワクワク感が出てくるこの感じ。こういうのはやっぱり旧作の世界やね。

あとね、俺的には6話の女トワイレックが大ヒットだった。

© Lucasfilm Ltd.

実は映画『ハン・ソロ』の公開前に俺が想像してたのはあんな感じのエピソードだったんだよなー。それくらい、まさにザ・アンダーワールドという感じの回だった。こういうのをシーズン2でも観れるかな?

『マンダロリアン』シーズン2は10月30日、Disney+ (ディズニープラス)にて日米同時配信。

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2 thoughts to “ここがヘンだよ『マンダロリアン』 ─ シーズン1で気になったこと”

  1. 皆が絶賛するほど、マンダロリアン楽しめなかった口です。

    一斉掃射のシーンもおかしかったし、最後のライトセーバーもタイファイター乗っている時点で想像できたし・・
    主人公のレベルアップストーリーなのかもしれないけど、なんだか泥臭いのに矛盾してて集中できないんですよね。。

    流し見しながら、シーズン2みようと思います。

    1. それ正常な反応ですよ。このドラマってビックリするくらい浅くて、行き当たりばったりにピューンピューンバンバンして定期的にドッカンドッカンさせてるだけなので、大人が観ると物足りなさ感じても不思議じゃない。

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