オーウェン・ラーズと父ルーカス

オーウェンは伝統的な男を体現する。決して変わろうとせず、面白味のない今の暮らしに満足している。ただ言われたことをこなし、そうやって家族の伝統を守ってきた。

結局のところ、スター・ウォーズとは変化の物語だ。成長したルークが農場を離れ、大人になっていくのだ。

オーウェンはこのテーマに対するアンチテーゼといえる。彼は父スカイウォーカーとルークとはあらゆる面で異なっている。冒険心がなく、好奇心に欠け、変化に乏しく、自己の領域の外に広がる世界を恐れている。おそらくラーズ家は代々農民の家系だろう。オーウェンの父は農民で、その前の父も農民で、そのまた前も農民だ。彼らは皆このサイクルを壊すことを恐れ、それ以上のなにかになろうとすらしなかった。目の前に広がる可能性に逆らい、そうして生きてきた。

いずれルークが父スカイウォーカーの後を追う日が来るかもしれない。そうなれば彼は冒険の魅力に取りつかれるだろう。オーウェンがそれを恐れるのは当然だ。だからこそルークに、父スカイウォーカーは貨物船のナビゲーターで退屈なやつだったと教え、できるだけ長い間農場に引き留めようとした。ルークの前に広がる大きな野望をくじこうとする。ルークは夢見てはならず、タトゥイーンを出てもいけないのだ。

オーウェンがルークに辛らつだったのも、それが彼のためになると信じていたからだ。どうせ農場を飛び出したところで、外の世界の餌食になるのが関の山だ。

だが、やがてルークはオビ=ワンからライトセーバーを受け取る。これは父スカイウォーカーの溢れんばかりの冒険心を表している。オビ=ワンの言葉が指すように、ルークは大きな世界への第一歩を踏み出したのだ。

偉大な何かを成し遂げるためには、いずれ快適な日常から飛び出し、リスクを取らなければいけない。ここにルーカスの人生との直接的な結びつきを見いだすことができる。抑圧的な父への反抗心からモデストの家を飛び出した、あの日の姿と重なる。父ルーカスもまた、息子がLAの掃き溜めに食い物にされるのを恐れていたのだろう。

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2 thoughts to “オーウェン・ラーズと父ルーカス”

  1. オビワンのドラマにルークやオーウェンは登場しますかね…?
    T16スカイホッパーに乗っている幼い日のルークが見たいなあ

    1. そういえばオーウェンは大手メディアがキャスティングの噂を伝えていたような…。記憶がいまいち曖昧だけど。

      オーウェンの俳優は以前「チョイ役でもいいからSWに出してくれーー」と懇願してたから、今むっちゃ喜んでるはず(笑)まさかあのときにはオビ=ワンが制作されることになるとは思ってなかっただろうなー。

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