ルークの説明が素晴らしい。
たしか2月頃だったかな?そのときに見かけて、ルークの言葉に思わずうなずいてしまった。
いつか話そうと思って、結局今の今まで忘れていたわけだけど(笑)また忘れる前にここで書いておくことにする。
該当のシーンが登場するのは、ベンの過去を描いたコミック『Star Wars: The Rise of Kylo Ren』から。ルークのジェダイテンプルで学ぶ生徒たち。フォースのトレーニングに励んでいるものの、ベンと比べてなかなか成果が出ず、生徒のひとりが愚痴をこぼす場面だ。
ここでルークはフォースの働きについて言及する。

ベンはお前らよりも強いわけじゃないぞ。そうじゃないんだ。
フォースはな、滴り落ち、流れとなり、川にも洪水にもなる。それを感じることができる全ての者にとってそうだ。
自分を扉だと思ってみるといい。大きく開けば開くほど、フォースはより簡単にお前の中に流れ込んでくる。ある者の扉は最初から他よりも少し大きく開いているだけなんだよ。だけどな、全ての扉は大きく開ける。
このフォースの表現って素晴らしいと思うんだよなー。
フォースが多少強くても、それは単に他の者よりもスタート地点が先なだけなんだよ。「訓練次第で追いつくことができるんだぞ。だから諦めることはない」とルーク先生は語っているわけだ。
ベンとレイはフォースの素養に恵まれていて、たしかに力が目覚めるのが早かった。ルークの言葉を借りれば「すでに扉が大きく開いた状態」だったのだろう。しかし、だからといってふたりが他の生徒よりも勝っているわけではないのだ。フォースの感受性があれば、いかなる者に対しても扉は大きく開かれる。それがフォースの原理だ。
さて、ここでミディ=クロリアンの話を持ち出したい。20年前に話題になった例のアレです。
いやこれさー、なんか戦闘力みたいに思われがちじゃないですか?この値が高かったら最強みたいな。でも今回のルークの説明を借りると、ミディ=クロリアンの数値はすなわち「扉の開き」を指している、と考えるのが自然だと思うんだよ。
フォースセンシティブの中でもミディ=クロリアンが特に高い連中は、要するに最初からフォースがドバーーと流れ込んでくる状態なのだろう。その最たる例が、ベンとかレイとかルークとかアナキンとかベビーヨーダetc…。俗にいう「(監督に)選ばれし者」だ。このようにフォースが特段に強い連中は、成長曲線が普通と違ってもなんらおかしくない。
ちなみにこのコミックの著者チャールズ・ソウルは、来年開始の『ハイリパブリック』シリーズを指揮する人物で、小説第一弾『Star Wars: Light of the Jedi』も担当している。というわけで、フォースのスピリチュアルな面の描写は心配しなくていいと思っている。
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