『Star Wars: The Secrects of the Jedi』ルークの視点で振り返るジェダイの歴史 – 新生ジェダイ・オーダー、ベン・ソロなども

ジェダイに関する歴史本ともいえる『Star Wars: The Secrects of the Jedi』(11月19日発売)の一部がプレビュー披露されています。

今作の注目はなんといってもルーク!ルークの視点からジェダイの歴史が語られるだけあり、いわば「ルーク・スカイウォーカー・ジャーナル」といった内容でもあります。

今回のプレビューではEP6後の出来事も記されていて、

  • 新生ジェダイ・オーダー
  • ベン・ソロ
  • スノーク

についてもルークの口から語られています。

©Lucasfilm

新生ジェダイ・オーダーの始まりと終焉。それを語るルークの心境を思うと、本当に胸が痛む思いがする。

それにしても、ルークは『最後のジェダイ』の映画終盤に一気にこの辞典を書き上げたということなのかな?(笑)ジェダイツリーを焼き払ってからクレイトに飛ぶ前に、物凄いスピードで一心不乱に速記したのだろうか。だとしたら銀河最速の称号は間違いなくルークのもの。

ちなみに著者は上記の点に加え、EP9の出来事も今作は網羅しているのかと質問を受け、「現在は特定の内容にコメントはできない」と返答。まあたしかに、そうとしか答えようがないかもしれない。

The Secrects of the Jedi

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以下、今回のプレビューからの注目箇所を紹介します。

フォース・ゴースト

スピリッツ

オビ=ワンが父との戦いに敗れた後、彼にもう会えることはないと思った。フォース・スピリットとして舞い戻り、見守ってくれるとは、そのときの私には知る由もなかったのだ。

最初は、頭の中でオビ=ワンの声が聞こえるだけだったが、やがて彼が幻影として形をなし、物質世界とも関わりをもつことができることを知ることになる。ほどなくして、全てのジェダイがそのような死を超越する力をもつわけではないことも私は知った。

これには特別なトレーニングを要し、オビ=ワンの師、クワイ=ガン・ジンはそれを古代のフォースの僧から受け継いだ。やがてこの知識はオビ=ワン、ヨーダ、私の父など、限られた者に伝えられる。

彼らの魂は長年に渡って私を導いてくれたが、その後、私が自らをフォースから切り離したとき、彼らは消え去ってしまった。今こうして彼らの存在を再び感じることができ、安堵の気持ちに包まれている。

「彼らの魂は長年に渡って私を導いてくれた」

これを素直に読む限り、ジェダイ・オーダーを再建するにあたってオビ=ワン、ヨーダ、アナキンの三人の導きがあったと考えるのが自然かもしれない。やはり、ルークは三人の助けを借りて、弟子の育成をおこなっていたのだろう。

ジェダイ・オーダーの再建

最後のジェダイ

帝国が陥落し、シス卿が葬り去られた後、私はジェダイの未来に大いなる希望を抱いていた。たったひとりのジェダイでもフォースにバランスをもたらすことができたのだ。もし、ジェダイ・オーダーが再建されれば、平和の維持と、ダークサイドが再び世界に手をかけることを永遠に防ぐことができるかもしれない。私はそのように信じるにいたった。

そして、現存するジェダイの聖典を求めて世界を旅し、私の指導を受ける新たな世代の弟子たちを集めた。私はたしかにジェダイ・マスターの役割をになっていたが、しかし、それは正式に与えられた地位ではない。私はそれに値しないことを、間もなく自ら証明することになる。

この章ではルークのジェダイに対する展望が、「希望」から「絶望」に変わる様がよく分かる。これはファンとしては読んでいても胸がつらくなってしまう。

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ところで少年時代のベンを描いた公式アートってもしかしてこれが初めてなのかな?いやでも、これはEP8の回想と同じくらいの青年時代という可能性もあるけど。

ダークサイドの脅威

ファースト・オーダー

私がかつてと同じやり方で新たな世代を訓練していたとき、新共和国はまたしてもお馴染みの脅威に直面していた。最高指導者スノークの影響の下、ファースト・オーダーと呼ばれる一派が結成されていたのだ。先の時代の皇帝パルパティーンとは違い、スノークはシス卿ではなかった。しかし、彼の卓越したダークサイドはまさに等しく脅威的で…恐ろしいものであった。

ファースト・オーダーの脅威に対抗するために、新たなレジスタンスも結集されていた。しかし、スノークは知っていたのだ。銀河制服の前に立ちはだかるのは唯一、ジェダイの存在だけであることを。巣立ったばかりのジェダイ・オーダーを破壊すべく、スノークは策を練り、そして、私の弟子のひとりが無意識のうちにその手先となってしまう。

スノークのパワーについて、

「卓越したダークサイドはまさに等しく脅威的で恐ろしいものであった」

と、語っているのが印象的。

そういえば、最後のジェダイのビジュアルディクショナリーによると、新生ジェダイ・オーダーの場所については固く秘密が守られ、限られたメンバーだけに知らされていたとのこと。

そうなると、いったいスノークはどのようにして魔の手を忍ばせたのだろうか。やはり遠隔地からベンの心に影響を与えたのかな?

ベン・ソロ

カイロ・レン

今でこそファースト・オーダーで最も恐れられる戦士として知られるカイロ・レンだが、かつてはダークサイドの道など歩んではいなかった。遠い昔、彼もまた新生ジェダイ・オーダーにおける私の弟子のひとりであった。

しかし、その道に献身する以上のはるかに大きなものを、我々は共有していた。そう、伝説的なスカイウォーカーの血統だ。私の友人のハン・ソロと妹のレイア。ふたりの息子のベン・ソロは私にとって甥であり、責任であり、そして最大の失敗でもある。

息子が闇に支配されつつあることを知ったレイアは、ベンがバランスを取り戻すとの期待を抱き、彼を私に託した。だが、この少年の中で闇が広がり続ける中、私にはそれを止めるだけの十分な力がなかった。私が犯した過ちが、ベンをさらに光から遠ざけてしまったのだ…。そして、彼は銀河を闇へと引きずり込んでしまう。

ベンは寺院を焼き払い、自分と一緒にダークサイドの道を歩むのを拒んだ弟子たちを皆殺しにした後、マスクをかぶった。彼の祖父がかつてしたのと同じように。新たな名前を得て、最高指導者スノークと共にあることを宣言した。

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ルークとの出来事の後、ベンは他の弟子に対してダークサイドへの誘惑を働きかけ、それを断った者たちはベンによって粛清されてしまった。

では、ベンに付いていくことを決断した弟子たちは、はたしてその後どうなったのだろうか。やはり、レン騎士団のメンバーの一部は、ルークの元弟子とみるのが自然なのかな?

これは『スカイウォーカーの夜明け』を観る上で、間違いなく注目すべき点といえそう。

ジェダイ・オーダーの終焉

道の終わり

私は失敗をおかした。ジェダイ・オーダーを再建することができなかった。弟子たちを守ることができなかった。この血統に宿る暗闇の過去から、私自身を救うことができなかった。

私がジェダイ・マスターに相応しくないことなど明らかだった。だが同時に、つらい真実をついに理解することになる…。そのような者など存在しなかったのだ。自分の周囲で混沌が広がりつつあったが、しかし、私はジェダイ・オーダーを完全に終わらせることを決断した。

ジェダイ・オーダー自体に根本的な問題が内在することを、ルークは悟ったのだろうか。それとも、ジェダイ・オーダーの組織はともかく、少なくとも自分は指導者に値しない人間だ、と悲観したのだろうか。

いずれにせよ、それが

「ジェダイ・マスターに相応しい者などいない」

という絶望につながり、ジェダイ・オーダーを完全に終わらせることを決断したのかもしれない。

レイとの出会い

レイ

私はジェダイ・オーダーからきっぱりと縁を切ったはずだった。だが、ジェダイ・オーダーの方はまだ私に用があったようだ。

このオクトーで何年もの間、孤独な時間を過ごし、ポーグたちが崖にねぐらを作るのを眺めながら暮らしていた。

そんなある日、ひとりの訪問者が私のもとを訪れる。その手には、はるか遠い昔に無くした私のライトセーバーがあり、彼女の目には希望があった。レイはヒーローを探してここに来たという。彼女の前には壊れ切った老人がいたのだ、さぞかしがっかりしたことだろう。しかし同時に、彼女を見た瞬間、この者からなにか見慣れたものを私は感じ取った。辺境にある砂漠の惑星から来た、この少女の中にだ。

彼女がヒーローを探すために、わざわざオクトーまで来たわけではないことなど、私にはすぐ分かった。自分の中に流れる手つかずの力を育んでくれる誰かを、レイは必要としていたのだ。彼女には指導者が必要だった。

©Lucasfilm

ジャクーにてスカベンジャーとしてたったひとりで暮らしてきたレイ。

そんなレイの特技は「壊れたものを直す」「待つこと」のふたつなのだが、この少女が壊れたヒーローを回収するために送られてきたというのは、非常に練られた設定のように思える。

ところで、どうもこれまでの情報を総合すると、EP9は「前作から一年後」というのが濃厚なのだが、はたしてその間ルークはレイの前に姿をみせているのだろうか。やはりEP8の後は、レイはルークから直接指導を受けているのかな?

この辺も色々気になるけど、やっぱり自分の見方では「EP9は実質、カイロ・レンが主人公」というのがだいたいの予想。

レイとカイロ・レン。ふたりのルークの弟子がタッグを組み、ダークサイドの真の敵に最後の戦いを挑む…。と、こんな感じで期待している。

Source: starwars

2 thoughts to “『Star Wars: The Secrects of the Jedi』ルークの視点で振り返るジェダイの歴史 – 新生ジェダイ・オーダー、ベン・ソロなども”

  1. いつも楽しくサイトを拝見しています。

    「ルークが速記銀河最速の男!」
    サイト主さんの冷静な視点からのツッコミが好きです。
    『最後のジェダイ』であまり語られなかったルーク視点のジェダイやフォースに関するあれこれがわかるのは本当に楽しみですね!
    スノークがレイに言った「真のジェダイの魂を持っている」とはまさにルークの言う「なにか見慣れたもの」なんでしょうかね?
    なんにせよ『スカイウォーカーの夜明け』がより楽しみになりましたね!
    そして、できたら邦訳して欲しいですね…!

    1. スノークがレイに言った「真のジェダイの魂を持っている」とはまさにルークの言う「なにか見慣れたもの」なんでしょうかね?

      いやー鋭いですね。自分はてっきり純粋さとかまだまだひよっこな感じがするところだと思ったけど、言われてみればたしかにそうかも。

      あの娘は必要はものはすでにもっているとヨーダも言ってたし、本で学んだ知識や小手先のスキルよりも、そういったものが一番大事なのかも。

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