先週、VANITY FAIRによる『スター・ウォーズ / ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー』特集が公開され、レン騎士団など注目の新画像が披露されています。
自分が一番テンションが上がったのはやはりレン騎士団の雄姿で、ようやく登場か!って感じです。

また、特集記事では興味深い内容が明かされており、今回はその中でも個人的に特に面白いと思った箇所をピックアップしていこうと思います。
ジェダイとシス
映画に近い情報筋によれば、ジェダイ・オーダーとその陰となる闇、シスとの間で繰り広げられてきた数千年にも渡る争いが、スカイウォーカーではついにクライマックスを迎えることになるという。
やはりパルパティーンの出番が再びやってくるということは、シスの要素がストーリーに盛り込まれてくるのかな?
ちなみに「スノークはシスではない」というのが公式見解でしたが、EP9では満を持して皇帝を再登場させ、長きに渡るシスの暗躍、そしてライトサイドとダークサイドの争いが最終局面に至るのでしょうか。
この闘争の中心に巻き込まれるがレイとカイロ・レンで、果たしてふたりのバトルはどこに向かうのか…!?という感じの流れなのかな。
カイロ・レン
恐怖
スター・ウォーズの映画における闇は恐れからもたらされる。カイロ・レンの祖父、アナキン・スカイウォーカーにとっては、それは母親と妻を失うことへの恐怖だった。
カイロ・レンはというと、映画2作品を経てもなお、彼自身がいったい何を恐れているのかそれはまだ定かではない。しかし、ストイックなベイダーとは裏腹に、カイロ・レンの情緒不安定さはオペラがかったものさえ感じる。過去にとらわれ、祖父に救いを求める。だが同時に、その過去がまた彼を苦しめる。「過去は葬れ」と最後のジェダイで彼はレイにそう言った。「必要なら殺せ。それでようやく、本当の自分になれる」
カイロ・レンが前作で口にしたあのセリフですが、半分は自分に向かって言ってるという感じでしたね。EP7とEP8はレイの内面に焦点が当てられていたけど、逆にEP9ではカイロ・レンの内省的なストーリーが展開しそうな予感がします。
自分の運命を見定めるため、カイロ・レンは何か(マクガフィン)を探し始め、それがきっかけでストーリーが動き始める…という感じなのかな?
カイロ・レンの過去
カイロを蝕むものが何であれ、それはおそらく彼の幼少期から始まっている。まさしく銀河で最もクールな人物といえるであろうあのふたりの子供でいるのは、想像するほど楽しいものではなかったのかもしれない。ドライバーもこのことを徹底的に考え抜いたことだろう。彼によれば、ハンとレイアはカッコいいのは事実だが、ふたりとも自分のライフスタイル(密輸と反乱)に取りつかれたように打ち込み、自分の子供と向き合う余裕がなかったという。
また彼が指摘するのは、ルークやレイと違い、カイロには素晴らしい冒険を経て自己発見をするという絶好の機会を得ることはなかったという。その代わり、大きな期待によって押しつぶされるかのようなプレッシャーの下で育つことになる。「そんな中でどうやって友人関係を築けると思う?」とドライバーは言う。「その重みをどれだけ理解できる?そしてもし、自分を導いてくれる人が周りに誰もいなかったり、物事をまっとうに説明してくれる人もいなかったとしたら。道を踏み外すのは容易なことだ」
スター・ウォーズにはそれを支配する感情的な論理が存在する。カイロ・レンは過去と、そしてそれが何であれ、自身の恐怖と対峙しなければならない。さもなくば、それに滅ぼされるのは彼のほうだ。
「カイロ・レンは過去と、そしてそれが何であれ、自身の恐怖と対峙しなければならない」
やはり一番大事な箇所はこれですね。自分は「カイロ・レンのリデンプション路線」をずっと口にしているので、これが頭に浮かびます。
前作でレイに「過去を葬れ」と言っていたけど、カイロ・レンは自分の過去を否定するのではなく、それを受け入れた上で前に進む必要があると思うのですよ。少なくともカイロ・レンにとっての救いはそこにあるような気がする。

まあ、バーサーカーみたいな狂戦士というか、完全な壊し屋路線で最後まで行く可能性もなきにしもあらずだけど。それはEP9を見てのお楽しみという感じですかね。
レイ
レイの修行の行方
情報筋によると、最後のジェダイのエンディング以降、レイの修行は進み、もうほとんど完了間近の段階にあるという。そうなると、彼女に残された使命はジェダイ・オーダーを一から再建することにありそうだ。
レイの修行がほとんど終了間際ということは、やはり『最後のジェダイ』のラスト以降、ゴースト・ルークがレイの前に姿を現して、レイの修行を見守ってきたのかな?普通に考えるとそうなります。
ルークが直々にマンツーマンでレイを鍛え上げ、その修行もついに山場を迎える!という状況にあるのでしょうか。トレイラーのナレーションとも合致します。
そしてジェダイ・ナイトになるための最後の試練が…
真の敵を打ち破り、長きに渡るシスとの争いに終止符を打つ

とこんな感じで勝手に予想しておきます。まあ、EP6とそのまんま同じ展開だけど。いやー、これはむっちゃ楽しみだわ。待てない。
成長したレイの能力として考えられるのは、
- ブラスターをブロック
- プリクエル並みにライトセーバーをクルクルさせる
- 新しい未知のフォースパワーを繰り出す
こんな感じかな。1と2辺りはありそうだし、期待されるのはやはり3かな。三部作のラストかつスカイウォーカー・サーガの最終章ということもあり、ひとつ強力なやつをお願いしたいところです。
レイとカイロ・レン
もしカイロ・レンの償いがすでに手遅れであるならば、彼を倒すのはレイの役目となる。いかにふたりの間につながりがあったとしてもだ。新トリロジーにおいてハンとレイアのロマンスに最も近いのがふたりの関係だろう。映画に近い情報筋によると、彼らのフォース・コネクションは我々の想像以上に深く作用するようだ。お互いのことをよく理解し合えるふたり。しかし同時に、ふたりはあらゆる面で真逆でもある。カイロがもつ家族に対する屈折した拒絶。一方、レイが最も欲していたもの、それが家族だ。
成長したレイ
レイはもうすでに準備万端のようだ。「ティーザーの冒頭にあのショットをもってきたのはとても良かった」シカゴの高級ホテルでアボカド・トーストを前にして、リドリーはそう話す。「なぜかというと、あれは今の彼女の状態をビジュアル的に上手く表現していると思うからだ。自信に満ち溢れ、落ち着き、恐れはない。まだ圧倒される感じはするけど、でも前とはもう同じではない。運命が決まっているという感じではなく、冒険にもっと焦点が当てられている」
「自信に満ち溢れ、落ち着き、恐れはない」
この辺はカイロ・レンとは対照的な精神状態といえそうです。これまで過去に執着し、恐れを抱いていたレイですが、もはやそこからは抜け出し、ジェダイとして自分に与えられた使命をまっとうしようとしているのかもしれません。
「運命が決まっているという感じではなく、冒険にもっと焦点が当てられている」
これは個人的に面白いと思った箇所です。たしかに最初にトレイラー映像を見たときに「なんか戦争の最終局面というより、普通の冒険活劇っぽいぞ」と感じた次第です。

こうなるとEP9の基本ストーリーは、
- レジスタンス主要キャラとカイロ・レンの双方がマクガフィンを探す。
- マクガフィンがきっかけとなり、カイロ・レンにとっての真の敵が明らかとなる。同時にレジスタンスはファーストオーダーを倒す手がかりを見つける。
- レイとカイロ・レンvs謎のダークサイド。レジスタンスvsファーストオーダー。ふたつのバトルが同時進行する。
こんな展開で話が進みそうな予感がしています。
というか、レン騎士団もいるし、ケリー・ラッセルの新キャラクターもいるし、しかも三部作ラストのストーリーにパルパティーンも盛り込んでくるとなると…。これはかなりイベント豊富だな。




Source: VanityFair
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