今回の記事はいつもとは少し趣向を変え、今週のニュースを見て思ったことを書きます。
取り上げるニュースはどちらも全く別の話題なのですが、一応ふたつともスター・ウォーズに関連するテーマです。特にカリフォルニアの少年のほうは、話を聞いて思わず考え込んでしまった内容です。
ジェダイの教え
数日前にこのニュースが伝えられたことで、マーク・ハミルも少年の勇気を称え、エールを送っています。
一応、ニュースの状況を簡単に説明すると、カリフォルニアの10歳の少年が学校で暴力を受け、怪我を負ってしまうのですが、母親がなぜやり返さなかったのかを問うと、「それはジェダイの道に反する」と少年が答えた、というエピソードです。
病院で治療を受けることとなってしまった5年生が、それはジェダイの道に反する(it’s not the Jedi way)と答え、いじめっ子にやり返すことを拒んだ。
今週の月曜日、10歳のアイデン・バスケス(Aiden Vazquez)は学校で顔を殴られ、名前を悪く言われた後、バックパックも取り上げられてしまう。
彼は眉の近くを数針縫うはめになった。
母親がなぜ身を守らなかったのかと聞くと、彼はスター・ウォーズのある言葉を引用した。
「お母さんに言ったんだ。スター・ウォーズで知ったのだけど、それはジェダイの道に反するってね。」
母親は学校が子供を守るために十分なことをしていないと批判し、負傷した息子の写真をFacebookに投稿した。
彼女によると、去年もアイデンは壁に押し付けられ、頬を怪我してしまい、三針も縫うことになったという。
– abc13
マーク・ハミルはアイデン君の勇気と賢さを称賛し、「僕は架空のジェダイだけど、この少年は本物だ」とメッセージを送っています。
SHOUT OUT to Aiden Vazquez for his courage & wisdom in the face of adversity. I'm so proud of you for showing that you can be a Jedi in real life. Congratulations, Aiden- The Force will be with YOU… Always!!!
Your fan, mh https://t.co/jkWqrhMaC0— Mark Hamill (@HamillHimself) August 29, 2018
I'm astonished by his wisdom & courage such a tender age. I may be a fictional Jedi, but this boy is the real deal. Not sure how to reach out to him, but I hope he sees this message & knows how much I admire him.
— Mark Hamill (@HamillHimself) August 28, 2018
たとえ相手に酷いことをされても、自分はそれと同じことはしないと毅然に対応するのは立派です。10歳にしてジェダイの知恵を引用し、暴力を否定するという、素晴らしい感性をもっています。
嬉しいことに、マーク・ハミルのメッセージも無事本人に届いたようです。
He's my nephew! He's right here and says THANK YOU! #notthejediway pic.twitter.com/YhS44AFy7O
— Abel T.S. (@justabelts) August 28, 2018
ただですね…私としては美談だけでは終わらない、少し違った感想をもちました。こういった場合、やり返さないことで相手に「こいつはちょろい奴だ」と間違ったメッセージを与えてしまい、かえって状況を悪化させませんか?
ヨーダの教えも、
A Jedi uses the Force for knowledge and defense, never for attack.
ジェダイはフォースを知識と防御のために使う。攻撃のためではない。
と説いています。
自分からは攻撃するなという教えであって、身を守る必要はないとは言っていません。
実際、EP6でもルークはハンを救うため、ハットの宮殿に交渉に向かい、最終的にハット一味を壊滅させています。必要とあらば戦う、それがジェダイなのでは?と私は思います。

もちろん、闇雲に立ち向かえとは言うつもりはないです。アイデンくんのいじめっ子が身体が大きい上級生だったり、あるいは危険な相手という可能性もあるため、暴力でやり返さないというのは賛成です。
それでも戦う方法は他にも、
- 警察に被害届を出す
- 学校に抗議する
- ソーシャルメディアなどを使って糾弾する
と、殴り返す以外にもいくつもあります。子供を想う母親の気持ちはやはりさすがで、今回はお母さんがFacebookで問題提起し、それが一気に拡散したことで、ニュースに取り上げられ、そのことで学校も対応を迫られているようです。

それでも私が心配するのは、いじめの対象になるのはたいてい性格が良くて大人しい子、やり返さない子だったりするため、今回の教訓は必ずしも他のケースにも当てはまるロールモデルにはならないだろうということです。
私の考えでは、
身を守るためならなんでもしろ。それがダメなら逃げてもいい。
自分に非がなく、相手から仕掛けてきたことなら、むしろやり返すべきじゃないでしょうかね?これはダークサイドの考えなのでしょうか。…と、このニュースを聞いて色々考えてしまいました。
9月2日の日曜日ということもあり、タイムリーな話題かもしれません。もし、この記事読んでいる人の中に学校のことで悩んでいて、もうあんな所に行きたくないと思っているなら、無理して行く必要ないですよ。人にはいろんな魅力があって、嫌な奴のためにそれを押し殺すなんてもったいないです。
Mike Zerohとライアン・ジョンソン監督
この人はスター・ウォーズのニュースを扱っているユーチューバーなのですが、毎日リーク情報と称して動画を複数(6つくらい)投稿していて、逆の意味で凄いなーと思っていました。
Rian Johnson roasted the guy who makes videos like this, “Mike Zeroh”. I gotta applaud my man Rian, these videos are toxic clickbait excellent for spreading misinformation. Now people are saying Rian is “afraid of YouTubers? Give me a break. pic.twitter.com/sOVDRvlC0r
— DTinaglia Studios (@DTinagliaStudio) September 1, 2018
Mike Zeroh is not now and has never been a source of Star Wars news. If you cover Zeroh as a primary source you should quit whatever you think entertainment journalism is. If this is news to you, he makes it up or adds his own fantastic spin to legitimate reporting. Shameless.
— MakingStarWars.net's Jason Ward (@MakingStarWars) August 29, 2018
しかも、express.co.ukなど一部のサイトはその動画を情報源に記事を書いており、多分それを読んだ人は真に受けてしまうでは?と少し気になっていました。
そんな中、ライアン・ジョンソン監督は三部作の計画がストップしたのかとツイッター上で質問を受け、その噂の発生源がMike Zerohと知り、以下の話を披露します。
製作中、オンラインの噂に目を通している人がひとりいたんだ。それである段階になると、私たちは”Zeroh”を動詞として使い始めていた。例えば、ゴミをゴミ箱に投げ入れようとして、思わず手が滑り、そのまま後ろに落ちてしまう。そのときに「Zerohった!」ってね。
ちなみに上記のツイートは現在は削除されたようです。
ライアン・ジョンソン監督がMike Zerohのことを知っていたというのが少し驚きです。ルーカスフィルムの人たちもネット上の噂やストーリー予想をチェックしてるんですかね。
Source: abc13
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コマンダーでありながら帝国を裏切った方のアイデンとは大違いですな!
アイデン姉さんは発売前にすでに裏切りがバレてましたね。
ただ考えてみたら、私は結構寝返るキャラが好きかもしれないです。反乱者たちのエージェント・カラス、ファズマの小説のカーディナルみたいな。組織に迎合せず、自分の正義感にもとづいて行動する自由さが良い!
あとファズマのようなずる賢い腹黒キャラも好きですね。