『ローグ・ワン』『ハン・ソロ』でプロダクション・デザイナーを担当したニール・ラモント(Neil Lamont)が、タトゥイーンを舞台としたスター・ウォーズのスピンオフ映画が進行していたことを明かしています。
ニール・ラモントとスター・ウォーズの関わりは、『ジェダイの帰還』の撮影現場のアシスタントに始まり、近年は『ハリーポッター・シリーズ』、『フォースの覚醒』などでアート・ディレクターを務め、スター・ウォーズのスピンオフ映画ではプロダクション・デザイナーとして設計の総責任者を任されています。
この人物がCINEMA BLENDとのインタビューの中で、「スター・ウォーズに限らず、今まで関わった作品の中でもう一度扱いたい架空の舞台、あるいはロケーションはあるか?」と問われ、タトゥイーンの名前を挙げた上で、次の話を披露しています。
我々はスター・ウォーズのスピンオフをもう一つ始めたばかりだったんだ。実際にタトゥイーンに決まっていた。とても面白いもので、銀河の新しい話だよ。もしあれが再開すれば、私たちもまたそれを進めるチャンスが得られるだろう。そう期待している。
ニール・ラモントの話によると、タトゥイーンを舞台とするスター・ウォーズのスピンオフ映画に実際に着手していたものの、現在はとある事情から、プロジェクトがストップしている段階のようです。

そういえば以前、『ハン・ソロ』のセールスが不調であることを理由に、将来のスピンオフ映画の計画が一旦保留となるとのニュースが伝わりました。今回の証言はそれを思い起こさせます。
予想タイトル
当然ファンとしては、タトゥイーンを舞台とするスピンオフ映画は一体何なのか?と気になるわけですが、おそらく予想としては…
- オビ=ワン
- ハン・ソロの続編
- モス・アイズリー宇宙港
- ボバ・フェット
…と、この辺りの作品が考えられます。
まず予想されるのが映画『オビ=ワン』で、リーク情報によると、製作報告書がすでに撮影関係者に配布され、来年の撮影開始に向けて準備が開始していたことが報道されています。しかし『ハン・ソロ』の不調を受け、ルーカスフィルムが少し慎重になったというのは十分にあり得ます。
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また、もうひとつユニークなリーク情報として、以前にモス・アイズリー宇宙港を舞台とするスピンオフが計画されていたことも伝わっています。
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それによると、実際にタトゥイーンの撮影セットが準備されており、少なくとも現場関係者は「モス・アイズリーをテーマとした映画」と考えていたようです。本当にモス・アイズリー単独のスピンオフ作品が進行していたかは別にしても、タトゥイーンのモス・アイズリーが用意されていたという状況は、前述のニール・ラモントの話とも合致します。

ちなみに、ボバ・フェットのレジェンズ小説の作家も「フェットのスピンオフ映画が計画されていた」ことを明かしています。
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オビ=ワン、ハン・ソロの続編、ボバ・フェット、あるいはモス・アイズリーをテーマとする予想外のスピンオフ映画なのか…。残念ながら、現段階では具体的な作品は不明なものの、いずれにせよ今回のプロダクション・デザイナーの発言を踏まえると、タトゥイーンを舞台とする作品が実際に計画されていたことだけは確かなようです。
Source: CINEMA BLEND
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