『スター・ウォーズ / 最後のジェダイ』の削除シーンのひとつに「ケアテイカーの集落が襲撃を受け、それをレイが救おうとするシーン」があり、これがファンの間では映画に登場することのなかった”ルークの第三のレッスン”だと考えられてきました。
しかし、ライアン・ジョンソン監督の説明によると、これはルークの第三のレッスンとは関係なく、このシーンの意図は別の所にあったようです。
以下、Entertainment Weekly誌からの抜粋です。
一部のファンはこのシーンを見て、ルークが彼女に教えることのなかった”第三のレッスン”はこれだと思ったかもしれない。しかし、ジョンソンはこれを否定する。
むしろどちらかと言うと、彼女がここから学んだのはもう彼を信用できないということだった。
「元々、これが彼女にとって分岐点になるはずだった。うーん、ちょっとあの人にはもう付いていけない。それで彼女はついに”よく分かった。あなたが協力する気がないのなら、私がここにいても時間の無駄ね”となってしまう。」
レイをカイロ・レンのもとに後押しして、フォースビジョンの会話をおこなうために、ジョンソンはこの亀裂が必要不可欠だと考えた。
(中略)
それで、明かされることのなかった”第三のレッスン”は…?
ジョンソンによると、これは直接的には扱われることはなかったものの、「ルークが最後に彼女に教えようとしたのはこれだ」とファンが解釈できるものが映画の中にはあったのだという。ただし、彼はこのことについて詳しく説明することを避ける。これは2019年のエピソード9で登場する要素なのかもしれない。
別の言い方をすれば、これは現在J.J.エイブラムスが抱えている問題ともいえる。
「問題じゃない。可能性だよ。」ジョンソンが訂正する。「そこにはなんの問題もない。あるのは可能性のみだ。」
つまり削除シーンとは別に”ルークの最後のレッスン”に繋がる要素があって、間接的にではあるものの、それが実際の映画の中ですでに登場しているようです。
ルークの最後のレッスン
私の予想としては、おそらく「カイロ・レンとの対決」なのでは?と思っています。これまでの展開を考慮すると、やはり大筋としてはオリジナルトリロジーを踏襲する形で似たようなストーリー展開になりそうな気がします。
例えば『ジェダイの帰還』では、ルークが修行を終えるためにダゴバを訪れたとき、ヨーダはお前にもう教えることはないと言い、ベイダーと対決してようやくジェダイとなることを伝えます。
やはり基本的には同様の展開、つまりレイがカイロ・レンと対決し、そこで試練に打ち勝ち、レイは真のジェダイナイトとなる…というような流れが予想されます。

ただスノークがすでに亡くなったことを考えると、細かなプロットポイントはかなり違った形で進行しそうです。加えて、カイロ・レンの罪を償うプロセスもダース・ベイダーとはかなり異なるか、あるいはカイロ・レンが悪党のまま亡くなる可能性もあるかも?なんていうふうにも想像しています。
Source: EW
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