『エピソード3 / シスの復讐』(2005年)のラストについて、当初は別のバージョンが予定されていたことが判明しています。
2016年末に「Academy of Art University」で開かれたイベントにて、コンセプト・アーティストのイアン・マッケイグは講演をおこない、映画のエンディングについて興味深い話をしています。
イアン・マッケイグはスターウォーズのプリクエル三部作に加え、『フォースの覚醒』『アベンジャーズ』『Guardians of the Galaxy』などでもコンセプト・アーティストを務めている人物。
マッケイグの話によると、オリジナルのプランは実際のシナリオとは少し違うものであったとのこと。
パドメはアナキンを殺そうとする
実際に公開された映画のシナリオでは、惑星ムスタファーに到着後、アナキンにフォースチョークされてしまうパドメ。
しかし、オリジナルのプランでは、”パドメは手にナイフを持ち、それでアナキンを殺しにかかる”という流れだった模様。

これがそのシーンを描いたコンセプト・アート。
パドメのナイフがアナキンの喉元に突き付けられる。しかし、彼女は自分にアナキンを殺すことは出来ないことを悟る。パドメは自分が愛した相手を手にかけることができるような人間ではなかった。
マッケイグの説明では、その後の展開は同じ道筋を辿るとのこと。つまり、この案の展開においても、最終的にはパドメは映画のラストで亡くなるという結末を迎えます。
また、ストーリーに関しては、オリジナル三部作の出来事を下敷きにして、これから起きるであろうことも考慮して作成。そして、実際にスクリプトが出来上がった後も、重要なプロットポイントに変更が加え続けられたことが明かされています。
Source: Esquire